育てる金具”真鍮”の魅力-革と共に金具のエイジングも楽しもう
革製品にとって、「金具」は革と同じくらい重要なパーツです。 ホックやファスナー、ベルトのバックル。これらの小さなパーツが、革製品を機能面で支えているとともに、革製品の雰囲気や表情にも大きく影響しています。 ▶︎レザーベルト"Brass"の商品ページはこちら 今回は、Munekawaが多くの製作で金具に選んでいる「真鍮」についてご紹介します。 真鍮ってどんな素材? 真鍮(しんちゅう)は、銅と亜鉛を混ぜ合わせた合金で、別名「黄銅(こうどう)」とも呼ばれます。 身近なところでは五円硬貨が最も身近に感じるものでしょう。 ▶︎ミニキーケース"Pivot"の商品ページはこちら ▶︎ベル型キーケース"Bell S"の商品ページはこちら そのほかにも、金管楽器や建築の装飾、アクセサリーなど、古くから世界中で使われてきました。 その理由は、真鍮が柔らかく加工がしやすい金属であるということ。そして錆びにくいという点にあります。 こうした真鍮の「扱いやすさ」は、革製品の製作する中でも日々実感しています。 時間が磨き上げる、真鍮だけの表情 Munekawaが真鍮を選ぶ一番大きな理由は「雰囲気の良さ」です。 真鍮は、耐食性が高く錆びにくい素材。そのため、革と同じように「経年変化を楽しめる」金属素材なのです。 使い始めは、明るい金色ですが、空気や手に触れることで表面が酸化し、輝きは次第に落ち着いてきます。 さらに時間が経つと、光沢は鈍くなり、色合いは深く変化していきます。 長い年月を経た真鍮は、アンティーク家具のような、重厚で温かみのある表情を見せてくれます。これはメッキ加工では決して味わえない、真鍮無垢材ならではの魅力です。 ▶︎ベル型キーケース "Bell M"の商品ページはこちら 工房には、お客様が長年使い込んだ製品が修理で戻ってくることがあります。 革が見事な飴色に育っていたのはもちろん、真鍮の金具が美しいアンティークゴールドに変化していて、私たち製作スタッフも思わず見入ってしまいました。 真鍮との付き合い方 真鍮のお手入れについてご相談いただくこともあります。 ここでは、真鍮のお手入れについてご紹介します。 基本は、時々拭くだけで十分 普段のお手入れに気を使いすぎる必要はありません。基本的にはなにもしなくても十分に自然な経年変化が楽しめます。 汚れなどが少し気になる場合は、革のお手入れのついでに柔らかい布などで、表面の指紋や汚れを優しく拭き取るだけで十分です。...