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梅雨明けがベストタイミング!夏を乗り切る、革財布の徹底メンテナンス術

梅雨明けがベストタイミング!夏を乗り切る、革財布の徹底メンテナンス術

梅雨が明け、本格的な夏の到来を感じる季節となりました。しかし、革財布や革小物にとっては、これからの季節が一年で最も過酷なシーズンともいえます。 しかし、梅雨や夏が革に良くないと聞いたことはあるけど、実際にどのようにお手入れをすれば良いかわからない、という方も多いのではないでしょうか?  「高価な財布だからこそ、できるだけ長く良い状態で使いたい」 「革のメンテナンスについて、基本的なことを教えて欲しい」 そんな声に応え、今回は「梅雨明け」のタイミングで実践したい、夏の革製品のメンテナンスについて解説します。愛用の品を長く楽しむための参考にしてみてください。 なぜ「梅雨明け」が重要?革が梅雨の間に受けたダメージ なぜこの時期の手入れが重要なのでしょうか。 理由は、梅雨の間に革が受けた「隠れダメージ」が蓄積している場合が多いからです。 革は「呼吸する素材」と言われるように、空気中の湿気を吸ったり吐いたりします。 湿度の高い梅雨の間、革は無意識のうちに多くの湿気を溜め込みます。放置すれば、革繊維の緩みによる型崩れや、カビの温床になる危険性が潜んでいるのです。 夏本番、汗・高温・紫外線がもたらす革へのダメージ 梅雨が明けると、夏特有の厳しい気候が革製品を襲います。 汗(塩分と水分)ポケットに入れた財布は、体温と汗に直接さらされます。汗に含まれる塩分は、革の油分を奪い、乾燥やひび割れの原因となります。 高温車内への置き忘れなど、高温の環境は革の変形や、革に含まれるオイルの過剰な染み出しを引き起こす可能性があります。 紫外線直射日光は、人間のお肌と同じように革にも大敵。色褪せや乾燥を急激に進行させてしまいます。 梅雨の湿気をリセットし、夏のダメージから革を守る。この両方を一度に行えるのが、「梅雨明け」のメンテナンスです。 革のお手入れの手順 革のお手入れの最初のステップは「革のクリーニング」です。 梅雨の間に蓄積した汚れと湿気を丁寧に取り除くことから始めましょう。 中身の排出と陰干しまず、お使いの革小物の中身をすべて取り出します。そして形を整え、風通しの良い日陰で半日ほど置き、内部の湿気をゆっくり逃しましょう。 ブラッシング全体が乾いていることを確認したら、馬毛ブラシで表面のホコリや縫い目のゴミを優しく払い落とします。撫でるように優しく行うのがコツです。 気になる汚れがある場合は、革用クリーナーを使用します。直接財布に付けず、布に馴染ませてから、優しく円を描くように表面を拭きます。 革用クリーナーを使用する場合は、目立たない所で少量つけてみて、革に影響がないか試してから使うようにしましょう。 汚れを除去した後は、「革の保湿」を行います。クリーニングで素に戻った革は、人間で言えば洗顔後の肌と同じ。必要な油分が抜け、少し乾燥しやすい状態です。 その革に必要な油分を加え、革に潤いを与えます。 クリームの塗布保湿用のケアクリームを指、または乾いた布に米粒数粒分ほど取ります。多すぎるとシミの原因になるため、少量から始めるのがポイントです。 薄く均一に伸ばす指の腹や布を使い、財布全体に薄く均一にクリームを塗り広げます。コバ(革の断面)やステッチ周りも忘れずケアします。 乾拭きクリームが付いていない別の布で全体を優しく乾拭きし、余分なクリームを拭き取って艶を出します。 Munekawaが主に使用しているブッテーロなどの植物タンニンなめし牛革は油分を豊富に含んだ革ですが、定期的に保湿することで乾燥によるひび割れやパサつきを防ぎ、長く美しい状態で使用することができます。 ▶ Munekawa...

夏の季節の革の扱い方と、身軽さと上質さを両立するミニマルなおすすめ革小物

夏の季節の革の扱い方と、身軽さと上質さを両立するミニマルなおすすめ革小物

夏の訪れとともに、服装はTシャツやシャツ一枚と軽やかになります。しかし、それに伴って毎年悩みの種になるのが、財布や鍵といった持ち物の携帯ではないでしょうか。 パンツのポケットは不格好に膨らみ、バッグを持たずに外出した日には、手に余る小物の扱いに困ることも。 この記事では、夏の日常をよりスマートで快適にするためのおすすめのミニマルな革小物や、夏でも安心して革を使用するポイントを詳しくご紹介します。 まずは、Munekawaのメイン革素材である「ブッテーロ」を例に、夏でも革製品と上手に付き合う秘訣から見ていきましょう。 夏の革製品の取り扱いについて Munekawaの製品の多くを構成する革。それが、イタリアの老舗タンナーが作る植物タンニンなめし革「ブッテーロ」です。 きめ細やかな繊維質と、熟練の職人技から生まれる透明感あふれる美しい発色。そして何より、使い込むほどに持ち主の手に馴染み、色艶を深めていく経年変化は、世界中の革好きを魅了し続けています。 「でも、植物タンニンなめしの革は、汗や水に弱いのでは?」と、思われる方もいらっしゃるでしょう。 その通りです。ブッテーロは水や湿気に特別強い素材ではありません。しかし正しい知識とほんの少しの手間があれば、夏の季節もその魅力を損なうことなく愛着を深めながら使い続けることができます。 夏に革製品と上手に付き合うポイントをご紹介します。 普段のケアは「優しく拭く」だけ 汗をかいた手で触った後や、1日の終わりには、乾いた柔らかい布で革の表面を優しく乾拭きしてください。これだけで、表面についた湿気や目に見えない汚れが落ち、革の状態を健やかに保つことができます。日々の簡単なケアが、製品を長持ちさせる一番の秘訣です。 もし濡れてしまったら 急な夕立などで革が濡れてしまった場合も、慌てる必要はありません。吸水性の高い布で、擦らずに優しく叩くようにして水分を吸い取ってください。 その後は、風通しの良い日陰で形を整え、自然乾燥させます。 シミや型崩れの原因になるため、ドライヤーの熱や直射日光は絶対に避けてください。完全に乾いた後、もし革が少し硬くなったように感じたら、少量の革用ケアクリームを馴染ませると、しなやかさが戻ります。 少し気を配り、手をかける。その時間こそが、ブッテーロレザーを楽しむポイント。夏の日差しを浴び、持ち主の汗や油分を吸い込むことで、革の色はより深く、艶は静かに増していきます。 雨や汗に強い「クロムなめしレザー」 ブッテーロのような経年変化を楽しむ革とは対照的に、もっと気軽に、アクティブに革製品を使いたい、という方におすすめなのが「クロムなめし」の革です。 鞣し(なめし)の工程で「塩基性硫酸クロム」という化学薬品を使うこの製法は、現代の革製品製造において主流となっており、ブッテーロのような植物タンニンなめしに比べると以下のような特徴があります。 高い耐水性と耐久性水に強く、濡れても硬くなりにくい。傷にも比較的強い。 手入れが容易タンニンなめしの革ほど神経質になる必要がなく、メンテナンスの手間が少ない。 安定した品質と発色均一で美しい色合いを表現でき、色落ちや変化が少ない。 例えば、自転車に乗る時や、アウトドアやレジャーシーンなど、天候の変化が気になる場面でも、クロムなめしの革小物は比較的安心してお使いいただけます。 革製品は欲しいけれど、手入れをせず気楽に使いたいという方には、クロムなめしレザーは素晴らしい入門素材と言えます。 ただし、クロムなめしの革も防水というわけではもちろんありませんのでご注意を。 夏を身軽にするミニマル革小物 ここからは、夏の軽やかな装いにフィットする、Munekawaの革小物をご紹介します。この夏に新しい革製品を新調したいとお考えの方は是非参考にしてみてくださいね。 ① 薄型二つ折り財布...

梅雨前に必ずやるべき!革製品のカビを防ぐ3ステップメンテナンス

梅雨前に必ずやるべき!革製品のカビを防ぐ3ステップメンテナンス

梅雨は革製品にとって管理が難しい季節です。 湿気が多くなると、カビやシミの原因になります。また、極端に湿気を含みすぎると表面のシワや型崩れといったトラブルにつながることも。 特に革財布やキーケースなどの革小物は日常的に使用するアイテムのため、知らないうちに湿気をため込んでしまうことも多いです。 そこで今回は、革製品を梅雨の湿気から守るために基本となる「乾燥・汚れ除去・保湿」の3ステップを、実践しやすい方法でご紹介します。 季節ごとのお手入れ方法を知っておくと、より一層安心して革製品を使い続けられます。是非参考にしてみてくださいね。 ステップ1. 湿気を逃して「乾燥」させる 梅雨時期は空気中の湿度が高く、革が水分を吸収しやすい状態になります。 雨に濡れていなくても、バッグやポケットの中に長時間入れておくことで湿気がこもり、カビや型崩れの原因になることがあります。 使用後は財布の中身を出し、形を整えてから風通しの良い場所で陰干ししてください。 長期間使用しない場合は、乾いた新聞紙などを詰めておくのが効果的。内部の湿気を効率的に吸収してくれる上、型崩れも防げます。 ここで注意したいのが「早く湿気を除去したい」と焦る気持ちから無理に乾かそうとすることです。 直射日光に当て続ける ドライヤーで乾かす 濡れたまま強く擦る これらは革を傷つけたり、硬化や色あせの原因になるので厳禁です。 また、乾燥剤はゼリー状のタイプのものだと、万が一破れた時に革に触れるとダメージに繋がる恐れがあるため、注意した方が良いでしょう。 あくまで自然に、革に無理をさせず湿気を取ることが大切です。 革を保管する時は、密閉された棚や引き出しは湿気がこもりやすいため、できるだけ風通しの良い場所で保管するのがおすすめです。 ステップ2. 表面の汚れを「除去」する 財布やカードケースなど、革小物は手に触れる機会が多いため、汗や皮脂、ホコリなどが少しずつ蓄積します。 これらの汚れは湿度が高い季節にカビの原因にもなるため、定期的に落としておくことが大切です。 汚れを落とす際は、まず柔らかい馬毛ブラシなどで表面のホコリを軽く払いましょう。 次に、乾いたやわらかい布で全体を拭いていきます。 力を入れすぎると表面を傷つける可能性があるため、やさしくなでるように拭き取るのがポイントです。 汗や皮脂が気になる箇所があれば、革用のクリーナーを少量使って部分的にケアしても良いでしょう。 ただし、使用する前には目立たない部分で試して、革への影響がないか確認してから使うようにしてください。 ステップ3. 革に潤いを与える「保湿」ケア...

革製品のお手入れで陥りやすい5つの誤解と、正しいお手入れ方法

革製品のお手入れで陥りやすい5つの誤解と、正しいお手入れ方法

革財布や革小物を購入したものの、「正しいお手入れ方法が分からない」と悩んだことはありませんか? 革のお手入れに関する情報は色々なところで見ることができますが、「どれが正しい情報なのか、たくさんありすぎてよくわからない」という方も多いようです。 中には、自己流のお手入れで、大切な革財布を痛めてしまうケースも少なくありません。 この記事では、日々革製品の製作・販売を行なっているMunekawaなりの視点で、革財布ケア初心者の方が陥りやすい5つの誤解と正しい対処法をご紹介します。 革製品を使い始めたばかりの方、これから革小物を使ってみようと思っている方は是非参考にしてみてください。 誤解1:「革財布は丈夫だからお手入れは不要」 革は丈夫で長持ちする素材、というイメージをお持ちの方もおられるでしょう。 実際、革は耐久性に優れ、ラフに使うことで味のある経年変化(エイジング)を楽しめる素材でもあります。 しかし、完全にお手入れ不要というわけではありません。 長期間何もせずにいると、ホコリや皮脂が蓄積し、場合によっては革が劣化したり、カビの原因になることも。 人の肌が保湿を必要とするように、革も定期的なケアをすることでより長く、綺麗な状態で使うことができます。 月に1回の基本ケア 柔らかい布や馬毛ブラシなどで乾拭きする 革用の保湿クリームを薄く塗る(必要に応じて) 防水スプレーを適度に使用する 軽いケアを月に1回程度するだけで、革財布は見違えるほど長持ちします。 ▶︎参考記事;革の種類ごとのお手入れ方法のご紹介 誤解2:「毎日オイルを塗ると革が長持ちする」 一方で、革財布を大切に思うあまり、毎日のようにオイルやクリームを塗ってしまう方もいますが、これは逆効果。 革に油分が過剰に蓄積すると、べたつきやカビの原因になったり、革にハリやコシがなくなってしまうことにもつながります。 月に1〜2回、適量を薄く塗る程度でOK。 クリームやオイルは少量を薄く伸ばし、余分なものは必ず乾拭きで取り除きましょう。表面が少し潤ったくらいで十分です。 誤解3:「革が濡れたらすぐに擦って拭き取る、またはドライヤーで乾かす」 雨や水濡れ時に慌てて革を強く擦ったり、ドライヤーの熱風で乾かすと、革の表面が傷つき、ヒビ割れや変形の原因になります。 水に濡れてしまった時も慌てず、落ち着いて。優しくポンポンと水気を取って自然乾燥することが大切です。 乾いた布やティッシュで軽く叩くように水分を取る 風通しの良い場所で陰干しをする 乾燥後に保湿クリームを薄く塗る ▶︎参考記事 :革の水シミとキズ...

Munekawa POP UP SHOP in 大丸東京  L字ファスナー財布Cram オーダー会・くじ引きキャンペーンもあります

Munekawa POP UP SHOP in 大丸東京 L字ファスナー財布Cram オーダー会・くじ引きキャンペーンもあります

4月23日(水)から5月13日(火)までの3週間、大丸東京店にて期間限定のPOP UP SHOPをオープンします。 今回も人気アイテムから直営店限定アイテムまで、たくさんのMunekawaの製品をお持ちいたします。 お財布や名刺入れなどの革小物の新調や、ちょっとしたプレゼントをお探しの方など、お仕事帰りやお買い物のついでにぜひお立ち寄りください。 さらに今回のPOP UPでは、会場限定の特別なキャンペーンを2つご用意しています。 キャンペーンの詳細についてもご紹介しますので、最後までご覧ください。 キャンペーン①:〈Cram〉セミオーダー会   ひとつめのキャンペーンは、Munekawaの人気アイテム、L字ファスナー財布 Cramをお好みの革・カラー・利き手仕様でお作りするオーダー会です。 数種類の革の中から、お好みの革素材、革色を選んでオーダーが可能。 財布の内側・外側の革と、ファスナーの色、利き手(右利き・左利き)などをお選びいただき、お客さまだけのCramをお作りします。   選べる革とカラー 革種 カラー一覧 ブッテーロ ブラック・ブルー・キャメル・グリーン・イエロー・レッド・オレンジ・パープル・赤茶(マレンマ)・T.moro(ダークブラウン) コードバン ブラック・バーガンディー ブライドル ブラック・グリーン・ネイビー・タン・レッド・ヘーゼル・ワイン   オーダーできる範囲 外装×内装の革と色 ファスナー金具色:ゴールド/シルバー 右利き・左利き の選択...

革製品の「歴史とこれから」を読み解く。いま知っておきたい革の魅力

革製品の「歴史とこれから」を読み解く。いま知っておきたい革の魅力

私たちは、大阪・大国町のアトリエで革製品を製作しています。   日々製作をする中で感じるのは、革という素材が持つ普遍的な魅力です。 革には、時代や流行が移り変わっても人々の暮らしに寄り添い続ける不思議な力があると感じます。 今回はそんな革の歴史を簡単に振り返りながら、いま注目されているトレンドや、これからの革との向き合い方について考えてみたいと思います。是非最後までご覧ください。 革が時代を超えて親しまれる理由   革は、丈夫で長持ちする素材として古くから利用されてきました。加えて、使ううちに風合いが変化していく特性があり、暮らしのなかで少しずつ自分に馴染んでいく感覚が味わえます。   また、革は修理や手入れがしやすく、長く使い続けられる点も大きな魅力です。破れたり擦れたりした場合でも、修理してまた使えるようになる場合が多いです。 参考:Munekawaの「修理」について 壊れても修理がしやすく、傷や擦れを味や個性として楽しめるのが革の大きな特徴のひとつと言えます。 このような性質から、実用品としてはもちろん、持ち物に個性や愛着を求める人々にも支持されてきました。長く使うほどに深まる魅力が、革製品が今も多くの人に選ばれている理由のひとつなのでしょう。 時代ごとに見る革製品の変遷   古代・中世:実用性が中心だった革文化 革の歴史をたどると、まずは馬具や防具など、道具としての実用的な使い方が中心でした。 たとえば、Munekawaでも使用しているブライドルレザーは、耐久性と防水性を高める加工が施されており、長時間の使用にも耐える素材として重宝されてきました。 Munekawaではブッテーロやブライドルレザーをはじめ、昔ながらの植物タンニンなめし製法で作られた革を多く取り扱っています。 自然の樹木から採れるタンニンを使い、じっくりと時間をかけて革をなめすこの手法は、先人の知恵が詰まっています。 中世の人々が、限られた資源の中で生活に必要なものを丁寧に作り、手入れしながら長く使っていたことを思うと、植物タンニンなめしの革が持つ質感や香り、経年による変化には、そうした時代の価値観が今も宿っているように思います。 参考:Munekawaで使用している「革」について 近現代:ファッションとして広がる革製品 産業革命をきっかけに大量生産が進み、革製品はより手に届きやすい存在となりました。 ジャケットやバッグ、財布などが一般にも広く普及し、革は「上質な素材」としての位置づけを確立していきます。   今では人気の高いコードバンも、かつては馬具などの耐久性が必要なものに使用されていました。 その希少性の高さから徐々に高級品としての認知を高めていくことになったのは比較的近年になってからなのですね。 しかし、技術の進歩により大量生産による量産品が増えていく一方で「一点ずつ丁寧につくられたもの」に価値を感じる方が増えていきます。 「妥協なく堅牢で緻密に作られたもの」...

MunekawaのL字ファスナー財布にエプソンレザー仕様が登場 上品さと使いやすさを兼ね備えた限定タイプです。

MunekawaのL字ファスナー財布にエプソンレザー仕様が登場 上品さと使いやすさを兼ね備えた限定タイプです。

Munekawaの革財布の中でも人気の高いL字ファスナー財布「Cram」と「Cram Long」に、フランス産の型押しレザー“エプソン”を使用した限定モデルが登場しました。 上品さと使いやすさを兼ね備えた革財布に仕上がりました。 本日のブログではエプソンレザーを使った限定タイプの2種類のL字ファスナー財布についてご紹介します。 ▶︎L字ファスナー財布 Cram エプソン | https://munekawa.jp/products/rw2ep ▶︎L字ファスナー長財布財布 Cram Long エプソン | https://munekawa.jp/products/rw3ep エプソンレザーとは?   エプソンレザーはフランス産の型押し牛革です。 細かい型押し(シボ)が施されており、傷や水に強く、経年による色の変化もほとんど起こらないのが特徴で、美しい状態を長く保ちやすい素材です。 艶を控えたマットな質感と繊細な表情があり、上品で落ち着いた印象を与えてくれます。 革本来の経年変化を楽しむというより、日常的に使いやすく、きれいな状態をキープしたい方におすすめの素材です。 コンパクトで高機能な「Cram」   片手に収まるサイズ感と、無駄のない構造が支持されている「Cram」。 L字ファスナーを開くと、紙幣・小銭・カードがひと目で確認できる設計になっており、日常の動作をスムーズにサポートするミニ財布です。 小銭入れ部分も大きく開くので出し入れがしやすく、左右非対称のカードポケットは使い勝手に配慮された設計です。 エプソン独特のシボ感が、コンパクトなフォルムにさりげない上質さを添えてくれます。 ▶︎L字ファスナー財布 Cram エプソン | https://munekawa.jp/products/rw2ep...

シュリンクレザーと型押しレザーとは?革の特徴やお手入れ方法などをご紹介

シュリンクレザーと型押しレザーとは?革の特徴やお手入れ方法などをご紹介

1. 革財布・革小物の選び方のポイントは「革の種類」   革と言っても、その種類はさまざま。 特徴やお手入れ方法は革によってそれぞれ異なります。 Munekawaではこれまで、イタリア産ブッテーロやイギリス産ブライドルレザー、アメリカ産のホーウィンシェルコードバンなどの革を中心に取り扱ってきました。 現在は、これらの革の他にシュリンクレザーや型押しレザー(クロムなめし牛革)の製品も数量限定で販売しています。 本日のブログでは、シュリンクレザーと型押しレザーの特徴やメリットについて詳しくご紹介します。 ぜひ最後までご覧ください。 こんな方におすすめの記事です 傷や汚れが目立ちにくい革財布を探している ミニマルかつ個性的なデザインが好き シンプルなお手入れで長く使える革が欲しい バレンタインのギフトに、少し特別感のある革小物を贈りたい 2. シュリンクレザー(トリヨンラグーン)とは?   シュリンクレザーは、革に特殊な薬剤と熱を加えて表面を縮ませ、独特のシボ(凹凸)を生み出す加工が特徴です。 Munekawaでは主に「トリヨンラグーン」というフランスの老舗タンナー・レミーキャリア社が手掛ける高品質なシュリンクレザーを使用しています。 表面の立体感と、しっとり柔らかな手触りが人気です。 シュリンクレザーのメリット シボによる凹凸があるため、傷が目立ちにくく、気軽に使えます。 しっとりした質感で、持ったときのフィット感が抜群です。 使い込むほどに艶と深みが増し、自分だけの風合いに育てられます。 シュリンクレザーのお手入れ方法 柔らかい布で軽く乾拭きするだけで、ほとんどの汚れやホコリは落ちます。 雨などで水分を多量に含んでしまった場合は、柔らかい布で拭き取った後、風通しの良い場所で陰干ししてください。ドライヤーなどの急速乾燥は革を傷める原因になります。 3. 型押しレザー(クロムなめし「JOY」)とは?  ...

ハンドクリームは革のお手入れに使える?その効果と注意点を解説

ハンドクリームは革のお手入れに使える?その効果と注意点を解説

ハンドクリームで革製品のケアに使える?   革製品を長く愛用するために大切なのが「革のお手入れ」。 レザーケアに関心のある方から「ハンドクリームは革のお手入れに使えるの?」という疑問をよくいただきます。 お手持ちのハンドクリームでレザーケアができれば専用のケア用品を買わずに済み、気軽にできて経済的ですよね。 しかし、Munekawaでは革のお手入れには、革専用のケア用品を使用することをおすすめしています。 本日のブログではその理由を解説します。 「革製品を長く使いたい」「革のお手入れに興味がある」という方は、是非参考にしてみてくださいね。   ハンドクリームが革に与える影響   ハンドクリームには保湿成分や油分が含まれていますので、「革の保湿」という点では、効果を実感できる場合もあります。 しかし、特に植物タンニンなめし革のように顕著なエイジングがみられる革には、最適なケア方法であるとはいえません。 場合によってはこれらの症状が出る可能性があります。 シミやムラになる革製品の表面に成分が均一に馴染まず、シミやムラが生じる場合があります。 革の質感が変わってしまう特定の成分が革の繊維に浸透しすぎると、革の風合いや強度が損なわれることがあります。 綺麗なエイジングを妨げる長期間使用すると、綺麗なエイジングを妨げる原因になる場合もあります。   さらに、ハンドクリームは香料が配合されているものが多く、革にハンドクリームの匂いが付着する場合もあります。 ハンドクリームは、あくまで人の肌に合わせて作られている、ということを念頭に置いておきましょう。 Munekawaが推奨する革のケア   Munekawaで主に使用しているブッテーロやコードバンなどの植物タンニンなめしの革は、油分を豊富に含み、豊かなエイジングが楽しめる素材です。 それと同時に繊細な性質でもあるため、綺麗なエイジングを楽しみながら長く使うには、専用のケア用品を使用するのが望ましいといえるでしょう。 専用のケア用品を適切に使うことで、このような効果が期待できます。 適度な油分補給で革のしなやかさを維持 表面の汚れや乾燥を防ぎ、美しいツヤを引き出す 革の魅力的なエイジングを促しながら、しなやかさと強度を保つ Munekawaでは、オリジナルのレザーケアセットも販売しています。 お財布や名刺入れなどのご購入と合わせて購入される方も多いので、ご興味のある方は是非ご検討ください。...

革製品をさらに長く美しく。「プレケア」「アフターケア」のポイントとメリットを解説。

革製品をさらに長く美しく。
「プレケア」「アフターケア」のポイントとメリットを解説。

革製品は、エイジング(経年変化)による変化を楽しめる素材。 適切なケアを行うことで美しさや使いやすさをより一層長く維持することができます。 Munekawaでは、「プレケア」と「アフターケア」という2つのサービスを通じて、革製品をより良い状態で使い続けるお手伝いをしています。 プレケアとは?   「プレケア」とは、革製品を使い始める前に行うお手入れのことです。 革製品は、新品の状態でも手元に届くまでの間に環境の影響を受けることがあります。 Munekawaでは適切な温度・湿度設定で革や製品を保管していますが、製品がお客様の手に渡るまでの時間にばらつきはありますので、全てのお品を良い状態で使い始めていただきたいという思いから「プレケア」をお勧めしています。 専用のケア用品を使用し、革の表面を保湿して柔らかく仕上げることで、耐久性と美しさを高めます。 最初にしっかりとお手入れをすることで、革の魅力を最大限に引き出すことができます。   商品をご注文の際に「プレケア」をオプションとして選択できますので、ご興味のある方は是非ご利用ください。   アフターケアの魅力   長く使っていく中で、革の状態を美しく保つためのお手入れがアフターケアです。 Munekawaでは、これまでの無料で行うオイルケアに加えて、有料のアフターケアサービスも開始しました。 有料のアフターケアはお客様の製品を数日間お預かりし、Munekawaの製作スタッフが状態を細かく確認しながらお手入れをするサービスです。 お手入れにはレザーケア用品の老舗である、ドイツの「コロニル社」の汚れ落としとレザーワックスを使用しています。 具体的な有料のアフターケアの内容は以下のようなものです。 汚れ落としとオイルケア:コロニル社の専用ケア製品を使用し汚れを落とし革を磨きます。 傷やコバのケアキズの有無や、コバ(革の裁断面)をチェックし、ケアを行います。 修理のアドバイス細部まで製品の状態をチェックし、将来的に故障の可能性がある箇所があれば修理のご提案をさせていただきます。   有料のアフターケアはただお手入れをするだけではなく、定期的な革製品の健康診断のようなもの。 実際に製品を製作したスタッフがお品を丁寧に確認し、より長く安心してお使い頂くためにサポートいたします。 アフターケアのご注文はこちらから   ケアサービスのメリット  ...

クリスマスプレゼントにもおすすめ!ただいまご注文可能なL字ファスナー財布Cram

クリスマスプレゼントにもおすすめ!
ただいまご注文可能なL字ファスナー財布Cram

まもなくクリスマス。 大切な方への贈り物やご自身へのご褒美に、新しい革小物をお探しの方も多いのではないでしょうか。 Munekawaの人気アイテム「L字ファスナー財布 Cram」は、特にこの時期多くの方に選ばれる一品です。 限定版も含めたさまざまなタイプを販売していますので、本日のブログでは「2024年12月時点で購入可能なCram」についてご紹介します。   ブッテーロ   Munekawaではメインの革素材として使用しているイタリア産ブッテーロを使用した定番タイプです。 天然由来の素材と昔ながらの製法で作るイタリア産の植物タンニンなめし牛革で、油分を多く含み、豊かなエイジングが楽しめるのが特徴です。  カラー:ブラック / ブルー / キャメル / グリーン 価格:¥34,100(税込) ご注文ページ:https://munekawa.jp/products/rw2   ブライドルレザー   創業170年を超える、イギリス「THOMAS WARE & SONS」の世界最高峰の品質とされるブライドルレザーを使用。 伝統的な製法で作られる独特の風合いと高い強度が特徴。内外同色タイプと、内外に異なるカラーを使用したバイカラータイプがございます。   内外同色タイプ カラー:ブラック...

革製品のカラー選びのポイントは?<br>ライフスタイルに合わせた革色の選び方をご紹介

革製品のカラー選びのポイントは?
ライフスタイルに合わせた革色の選び方をご紹介

革製品をはじめ、財布や小物を選ぶ時にポイントとなるのが「革の色選び」 同じ形や機能でも、色が異なるだけでグッとお気に入り感が増したり、持っている人の魅力を引き出したりするものです。 今回のブログでは革製品のカラーをテーマにお届けしたいと思います。 クリスマスプレゼントや、「お財布の新調に縁起が良い」とされる12/26の開運日に向けて、革小物や革財布をご検討の方は是非参考にしてみてくださいね!   革小物の色選びに「間違い」はありません   結論から言うと、革小物の色選びに明確な間違いやNGはありません。 好きなカラーを好きなように合わせられるのが小物選びの楽しさのひとつですよね。   「どの色が正解」というものはありませんので、ご自身のライフスタイルやプレゼントを贈る相手のことをイメージして、どちらがより素敵に感じるか考えてみてくださいね。 ただし、色を選ぶ際にはいくつか考慮すると良いポイントがあります。 こうしたポイントを押さえておくことでよりスムーズにベストなカラーを選択できるようになるでしょう。   色選びの際に考えるポイント   「革の色選びに正解や不正解はない」ことを踏まえて、色を選ぶ時は以下のポイントを抑えて考えてみると良いでしょう。  普段の服装(コーディネート)とのバランス 今使っている革小物とのバランス エイジングによる色の変化の有無   普段の服装(コーディネート)とのバランス お仕事柄スーツを着る方は、ビジネスシーンに適した「ブラック」「キャメル」などの定番のカラーを選ばれる方が多いです。 特に名刺入れといった社外の人の目に触れる機会が多い物は、こうした落ち着いたカラーが選ばれる傾向にあります。 名刺入れ Through ブルー   少し個性的な物を選びたい、という場合は「ブルー」「グリーン」がおすすめ。個性的といっても、落ち着いた発色ですので、フォーマルなスタイルにも合わせやすいカラーです。  ...

植物タンニンなめしとは?特徴、メリット、注意点を詳しく解説

植物タンニンなめしとは?特徴、メリット、注意点を詳しく解説

イタリアの伝統的な製法で有名な「植物タンニンなめし革」 レザーファンの方には馴染みのある革のひとつですが、近年はサステナブルなライフスタイルを意識する人々にからも注目を集めています。 Munekawaでも植物タンニンなめしで作られた革を使用しています。植物タンニンなめしとは一体どのようなものなのでしょうか。本記事では、その技法の特徴からメリット、注意点などを詳しく解説します。  Munekawaの「革」について 植物タンニンなめしとは? 植物タンニンなめしは、自然由来の植物から抽出された「タンニン」を使用して、動物の皮を革に加工する方法です。このタンニンを利用して皮の繊維を安定化させ、腐敗を防ぎ動物の皮を革に加工します。 Munekawaで使用しているブッテーロ。イタリア産の植物タンニンなめし牛革です。 植物由来の成分のみで行うため、化学薬品を一切使用しないことが特徴。エコフレンドリーな製法として、古くから伝統的な方法でありながら、近年では環境への意識の高まりとともに再評価されています。 代表的な植物タンニンの原料 ミモザ ケブラチョ オーク 栗 これらの木々から抽出されたタンニンが革を引き締め、耐久性を持たせる役割を果たします。 植物タンニンなめしの特徴 自然な色の変化と経年美 植物タンニンなめし革は使うほどに「味」が出る素材。時間の経過とともに、太陽光や摩擦により革の色合いが深く変わり、艶やかさが増すという特徴があります。 Munekawaではメインで使用しているブッテーロや、マレンマといった革が植物タンニンなめし革にあたり、豊かな経年変化(エイジング)が楽しめる革素材です。 名刺入れThroughどちらもブッテーロのグリーン。使い続けることで深く味わい深い風合いに変化します。 革は顔料染色による染色が一般的ですが、植物タンニンなめしは、染料によって染色をしているため、革の本来の個性を活かした透明感のある表情に仕上がります。そのため、トラ(革のシワの跡)やキズといった革の表情が活きているのも植物タンニンなめしの特徴のひとつでしょう。 キズは、牛の成長過程で体についた傷の跡です。 トラ(シワ)は牛の体のシワの跡。革好きの人には魅力的な部位です。 Munekawaの製品作りでは、こうした自然の風合いを一枚一枚確かめながら、革のどの部分からどう裁断するか判断をして製作を行っています。 硬さと柔らかさのバランス 植物タンニンなめしで作られる革は、時間をかけてなめす事で繊維密度が高くなり長く使用してもコシを失わない丈夫な革になります。 加工直後はしっかりとした硬さが感じられるものの、使い込むうちに手に馴染む柔らかさが生まれます。 ショルダーバッグ Caddis日常的に使うバッグや財布に使える強度が革の持ち味のひとつ 植物タンニンなめしがバッグや財布といったアイテムに適している理由は、耐久性と柔軟性を兼ね備えているため、というのが大きな理由のひとつなのですね。 植物タンニンなめしのメリット...

夏場の革の取り扱いについて注意点やNG行為のポイントを解説します。

夏場の革の取り扱いについて注意点やNG行為のポイントを解説します。

本日のブログでは夏の革小物の取り扱いについてご紹介します。 夏場は革製品にとって過酷な季節です。高温多湿な環境は革にダメージを与えやすく、知らないうちに劣化が進むことも。革小物を長持ちさせるために、夏場の取り扱いで注意すべきポイントとNG行為を解説します。 1. 直射日光を避ける 夏は日差しが強くなる季節。直射日光に長くさらされると、革が日焼けして変色することがあります。ひどい場合は乾燥してひび割れの原因になる場合も。 外出時など、持ち歩いている時にあまり気にしすぎる必要はありません。ただし、ご自宅で保管する際は直射日光が当たらない場所に置くようにしましょう。   2. 湿気を避ける 革小物は、湿気にも注意が必要です。夏は湿度が高いので、革にカビが発生したり、変色の原因になってしまうことがあります。 使用後は風通しの良い場所で保管し、溜まった湿気を飛ばすことが大切です。また、長期間使わない場合は、できるだけ通気性の良いところで保管するようにしましょう。可能であれば使用していない間もレザーケアクリームやオイルで定期的に保湿しながら保管すると、良い状態で保管することができます。   3.汗に注意する 夏場は汗をかきやすい季節。財布やキーケースをパンツのポケットに入れている方は少し注意が必要かもしれません。汗は革にシミや変色を引き起こすことがあります。 汗をかきやすい方は、夏の間はなるべくバッグに入れて使うなどして注意してください。特にコードバンは水濡れ・汗に弱く、水ぶくれやシミなどのダメージにつながる場合もあります。「少し汗をかいたな」という日は、使用後に乾いた布で軽く拭き取ることを習慣にしましょう。 関連記事Munekawa’s Leather コードバン   4.水濡れに注意する 夏は川や海に出かける機会が多い季節。また、急な雨も多く、水濡れのリスクが高まります。水は革にとって大敵ですので、濡らさないように気をつけましょう。 万が一濡れてしまった場合は、素早く柔らかい布で水分を吸い取り、風通しの良い場所で自然乾燥させましょう。ドライヤーなどで急激に乾かすのはNGです。革が硬くなり、ひび割れの原因となります。 関連記事 革の水シミとキズ   5.エアコンの風に気を付ける 室内での保管も注意が必要です。長時間エアコンの風が直接当たる環境だと、革が乾燥しすぎてしまうことがあります。適度な湿度を保つためにも、エアコンの風が直接当たらない場所に保管するよう心がけましょう。 まとめ いかがでしたでしょうか。夏場は、直射日光や湿気、汗、水濡れなど革製品にとって弱点となるものが多い季節。 しかし、いつもより少し気にかけるだけで、夏場も綺麗にお使いいただけます。これらのポイントを気にかけていれば、大切な革製品を長く美しく保つことができます。 同時にラフに使えるところもまた革の魅力でもあります。神経質になりすぎず、気軽に革製品を楽しんでいただけたらと思っています。...

ブッテーロ・ブライドルレザー・コードバン それぞれの革のお手入れ方法のご紹介

ブッテーロ・ブライドルレザー・コードバン それぞれの革のお手入れ方法のご紹介

革小物を使う上で、よく耳にする「革のお手入れ」 革は、動物の皮から作られる天然の素材のため、人間の肌や髪と同じようにお手入れをすることでより長く綺麗に使うことができます。 しかし、革といってもその種類はさまざま。「どの革にどんなお手入れをすれば良いのかよく分からない」という方も多いのではないでしょうか。 そこで今回は、Munekawaでもよく使用されているブッテーロ、ブライドルレザー、コードバンのそれぞれの革のお手入れについてご紹介します。 「革のお手入れ」のポイントは「革の保湿」です。何年も使っていると革の油分がだんだんと失われてきます。 そうすると、徐々にカサカサとした質感になり、ひどい時はひび割れなどの症状が出ることも。そうならないように、クリームやオイルで革に潤いを与えることが革のお手入れの一番の目的です。 ブッテーロのお手入れ ブッテーロはMunekawaではメインで使用している革。植物性のタンニンを使用して鞣(なめ)して作られており、上品な発色と透明感のある仕上がりが特徴です。 油分を多く含む革ですので、それほどこまめにお手入れをしなくても大丈夫。しかし、2〜3ヶ月に一度ほどお手入れをすることでより早く経年変化が進み、味のある雰囲気になります。 クリームやオイルは油性のものではなく、デリケートタイプのものが適しています。Munekawaのオリジナルレザーケアクリームは、Munekawaのブッテーロによく合うクリームとして販売しています。他の革製品にも幅広く使えるものですので、「まだ何もレザーケア用品を持っていない」という方はこちらのクリームがおすすめです。 ブライドルレザーのお手入れ イギリスにルーツを持つブライドルレザー。元々は手綱などの馬具に使われてきた革というだけあり、耐久性の高い革として知られています。 表面に見られる白いロウや油脂が固まった「ブルーム」もブライドルレザーの特徴のひとつ。使っていくうちに徐々にブルームが取れて、光沢が感じられるようになります。 ブライドルレザーのお手入れは、使い始めのうちは柔らかい布で乾拭きする程度で十分です。ブルームがだんだん無くなり、革の表面にカサつきが見られるようになってきたらクリームを薄く全体に広げ、ムラなく塗布し、拭きあげてください。 コードバンのお手入れ コードバンはヨーロッパでごく少数生産されている農耕馬の臀部の皮を原皮とするレザー。美しい光沢が特徴で、非常に希少価値が高く、世界中にファンを持つ高級革として有名です。 強度が高い一方、革の中でも特に水濡れに弱いという性質のため、使用の際は注意が必要です。水分の多いクリームを使用する場合は、少量をムラなく塗り短時間で拭きあげるようにしてください。付着する水分量が多かったり、時間が長いと水ぶくれの原因になってしまいます。 Munekawaで使用しているホーウィン社のシェルコードバンは元々油分を多く含んでいるので、使い始めは柔らかい布で優しく乾拭きする程度でも十分です。それと合わせて、使用するケアクリームとしては、「コロンブスプレミアムシリーズ コードバンクリーム」がおすすめです。水分量が少なく、無色なのでさまざまな革色にお使いいただけます。 革のお手入れに関するコンテンツもご用意しています。 革のお手入れはそんなに難しいものではありません。時々お使いの革小物にクリームを塗ってお手入れをすると、気分も上がって楽しいものです。是非、気軽な気持ちで初めてみてくださいね! MunekawaのYoutubeチャンネルでレザーケアクリームを使用した革のお手入れ方法の紹介動画を公開しています。そのほかのアイテムや制作風景などもご紹介していますので、是非チェックしてみてください。 https://youtu.be/2e-dpQhWgr8

エイジング(経年変化)したホーウィンコードバンの風合い 1年半経過したL字ファスナー財布 Cram

エイジング(経年変化)したホーウィンコードバンの風合い 1年半経過したL字ファスナー財布 Cram

  ホーウィン社のシェルコードバンを使用したL字ファスナー財布 Cramです。 カラーはバーガンディー(No.8)。Munekawaのスタッフが1年半ほど使用しているものです。 革のエイジング(経年変化)もずいぶん進みました。 本日のブログではコードバンの革の変化の様子や、お手入れについてご紹介します。   「コードバンを使ってみたいけど、どんな風に経年変化するんだろう?」 「お手入れをどうしていいかわからない……」   と、コードバンってなんだか難しそう、というイメージのある方は是非参考になさってみてください! L字ファスナー財布 Cram コードバンタイプ L字ファスナー財布 Cram ブッテーロタイプ ホーウィン社のコードバンの特徴 ホーウィン社はアメリカ イリノイ州にあるタンナー(皮革鞣しメーカー)。 特にシェルコードバンは有名で、その滑らかで独特の質感は世界中に愛好者がいるほどです。 ホーウィン社のコードバンは「油分を多く含んでいる」ことが特徴のひとつ。   コードバンは素材の性質上、革の繊維が毛羽だってザラザラした感触を感じられることがあります。 しかし、ホーウィン社のコードバンは長時間かけて革に油を染み込ませて作るのでそうしたザラ付きが少なく、手に持った時に独特の「しっとり感」が感じられます。 未使用のものとエイジングを比較 1年半使用したものと未使用のものを比べてみると、明らかに違うのが分かります。 色合いが鮮やかになり、質感もマットな状態からツルツルとした質感なっていますね。 使っているとコードバンの表面のワックスが徐々に取れ、自然なツヤが増していきます。 右が1年半使用したもの...

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