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55%の人が買い替える理由

55%の人が買い替える理由

皆さんは、財布は何年に一回買い替えますか? ある調査によると、財布の買い替え周期は3〜5年が最も多いそうです。 たとえば、3万円の財布を3年で買い替えるとしたら、1年あたり1万円。これを20年間続けると、財布に使う金額は合計で20万円にもなります。 一方で、もし一つの財布を20年使い続けた場合、費用は3万円で済みます。その差は、決して小さくありません。 では、なぜ多くの方はそれでも数年で財布を買い替えるのでしょうか。その理由についても調べてみました。 財布を買い替える主な理由 買い替えの理由として、多く挙げられるのは次のようなものでした。 劣化や損傷:約40% デザインやファッションの変化:約25% 使用頻度や年数経過による性能低下:約15% サイズや機能への不満:約10% イメージチェンジや気分転換:約5% その他(ブランドの変更、贈り物など):約5% デザインの流行やライフスタイルの変化によって、財布に求める機能が変わっていくのは、ごく自然なことです。気分を変えるために、新しいものを選ぶのも素敵なことだと思います。 ただ、私たちが気になったのは、1位の「劣化や損傷」と3位の「性能低下」でした。 この2つを合わせると、実に55%。半数以上の方が、「壊れてしまった」「使いにくくなった」という理由で、やむなく財布を買い替えているという現実が見えてきます。 これらは、財布の作り方と使い始めてからのお手入れや修理で、未然に防げる部分でもあるため、作り手としてはもったいなく感じます。 Munekawaの財布が「長く使える」理由 私たちは、自分たちの製品に、お客様が安心して長く使っていただける自信を持っています。 その理由はいくつかあります。それは、私たちが長年積み重ねてきた経験に裏打ちされたものです。 1. パーツを減らす「引き算の設計」 ムネカワの製品は、構造がとてもシンプルです。これは、故障のリスクを最小限に抑えるための工夫。縫製やパーツ数が多いと、それだけ堅牢になるイメージが持たれがちですが、つなぎ目が多くなればなるほど壊れる可能性のある箇所は増えることになります。そのため、Munekawaでは企画段階で極力パーツ数を少なくする「引き算の設計」を心がけています。シンプルな構造は、見た目の美しさだけでなく、長く使える耐久性にも直結する大切な要素のひとつです。 2. 「修理」を想定した設計 私たちは、財布を企画・設計する段階から、修理のことを想定しています。あらかじめ修理がしやすい構造で製作することで、修理が必要になったときにもスムーズに対応でき、財布への負担も少なく済みます。物である以上、長く使用すれば、いつか不具合が起こります。それを修理して使い続けることで、自然と愛着が湧き、本当の意味での「一生モノ」の革製品になると考えています。 3. 作り手自身が、最初のユーザーになる すべての製品は、最初に製作スタッフ自身が一定期間、実際に毎日使ってみます。ポケットに入れた時の収まりはどうか、カードの出し入れはしやすいか、革はどんな風に変化していくか。頭で考えるだけでなく、日々の生活の中で使い心地と耐久性を検証することで、わずかな違和感を見つけ、改良を重ねます。何度も試作品を製作したうえで、自信を持って販売できる製品に仕上げています。 4....

革製品のホックボタンは消耗品。ムネカワは無料でホックボタンの修理をいたします

革製品のホックボタンは消耗品。ムネカワは無料でホックボタンの修理をいたします

革は丈夫な素材です。使い方によっては、10年、20年と使い続けることができます。実際にMunekawaのお客様の中には、何十年も同じ財布を愛用されている方も少なくありません。 しかし、どんなに大切に使っていても、必ず壊れてしまう部分があります。それが「ホックボタン」です。 使用頻度にもよりますが、ホックボタンは金属疲労により数年で開閉がしにくくなったり、割れてしまいます。これは金属の特性上避けられない現象です。 せっかく良い風合いに育った革財布を、ホックが壊れて使えなくなってしまうのはもったいないこと。ムネカワではホックボタンの修理を「いつかは壊れる部分」だからこそ、無料で行っています。 Munekawaのホック修理 何年使っても、何度でも無料 ムネカワ製品のホック修理は、購入から何年経っても、そして何度修理しても修理費用はかかりません。 ホックボタンは消耗品。ホックボタンの修理は、革製品本体を長くお使いいただくための必要なメンテナンスの一環と考えています。 即日修理が可能(直営店の場合) 直営店にお持ちいただければ、その場で新しいホックボタンに交換し、当日中にお返しできます。作業時間は通常15分程度です。 特別な予約は不要ですが、混雑時にはお待ちいただく場合がございます。営業時間内であればいつでもお気軽にお立ち寄りください。 ▶︎ムネカワの直営店はこちら 遠方の方も安心の郵送修理 遠方にお住まいで直営店へお越しいただけない場合は、往復の送料はご負担いただきますが、郵送でのホック修理も承ります。 なぜホックボタンは壊れるのか ホックボタンの開閉は「金属の弾性」を利用した仕組みです。使うたびに金属が微細に変形し、元に戻るという動作を繰り返します。 この繰り返しにより、金属は徐々に疲労していきます。1日に10回開閉すれば、1年で約3,600回。数年使えば、金属が限界を迎えてしまうのも無理もありません。 特に財布のように頻繁に開閉する製品では、ホックボタンへの負荷は相当なもの。どんなに高品質な金具を使っても、永続的に使えるものではありません。 修理を前提とした製品作り ムネカワでは、「製品は使い続ける以上、いつかは壊れる」という想定のもと、製品設計の段階から「修理のしやすさ」を考慮しています。 シンプルな構造 余計な装飾や複雑な構造を極力避け、必要最小限のパーツで製品を構成。これにより、修理時の作業が簡潔になり、他の部分への影響を最小限に抑えることができます。 パーツの交換しやすさ ホックボタンだけでなく、ファスナーや糸など、消耗しやすい部分は交換しやすい設計になっています。一つの部品が壊れても、製品全体を諦める必要がありません。 修理用パーツの確保 製品の企画からデザイン、製造まで一貫して自社で行なっており、創業以来、修理用のパーツを継続的にストックしています。何年前の製品でも、可能な限り同じ仕様のパーツで修理を行います。 ▶︎関連記事:Munekawaが「自社生産」を大切にする理由 修理をご希望の方へ 直営店での修理 住所:〒556-0014...

革財布の選び方と使い方Q&A|購入・手入れ・修理の疑問にMunekawaがお答えします。

革財布の選び方と使い方Q&A|購入・手入れ・修理の疑問にMunekawaがお答えします。

革財布は、毎日手にするものだからこそ、デザインや使い心地にこだわって本当に気に入ったものをつかいたいですよね。 しかし、革の種類やお手入れ方法など専門的な知識が必要そうで、購入に一歩踏み出せなかったり、使い方に不安を感じたりする方も多いのではないでしょうか。 「自分にぴったりの財布を見つけたい」「せっかくなら、美しい状態で長く愛用したい」 今回は、そんな皆様からよく寄せられる質問に、私たちMunekawaが一つひとつ丁寧にお答えします。 購入前の選び方から日々のお手入れ、もしもの時のトラブル対処法まで革財布にまつわるQ&Aをステップごとにまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。 革財布の「購入」に関するQ&A まずは、購入前によく頂く質問から。財布選びの際に気になる革に関する疑問についてお答えします。 Q1. 革の種類が多くて違いが分かりません。代表的な革の特徴は? A. 革財布に使われる革は、様々な種類がありますが、大きく以下の3つに分けて考えるのがわかりやすいのではないかと思います。 植物タンニンなめし革植物由来の渋(タンニン)でじっくり時間をかけてなめされる革。ブッテーロをはじめ、ブライドル・コードバンなども植物タンニンなめし製法で作られています。この革の最大の特徴は「エイジング」です。使い始めはやや硬めですが、使い続けると徐々に革が柔らかく、艶や色味を増していきます。「革が経年変化していく様子を楽しみたい」という方にはおすすめです。 クロムなめし革 塩基性硫酸クロムという化学薬品を使用して革をなめす製法。軽さ・しなやかさ・耐水性が高い現代的な革素材です。Munekawaでも型押しレザー「JOY」やシュリンクレザーなどで使用しています。メンテナンスも乾拭き+年1回程度の薄いクリームでOK。植物タンニンなめし革のようなエイジングはあまり起こりませんが、扱いやすく、手軽に革を楽しみたい方にはおすすめのレザーです。 その他の希少革などその他の革素材として、ワニ・リザード・オーストリッチといったエキゾチックレザーや、スエードなどの起毛革が挙げられます。エキゾチックレザーは繊維密度が高く耐久性も抜群で、10年以上の長期使用でも艶が増していく人気革素材。起毛革はしっとりした手触りと温かみが魅力。ただし水や汚れを吸いやすいため、防水スプレーと専用ブラシによるこまめなケアが大切です。 それぞれ個性や魅力が異なりますので、ご自身の好みや用途に合う革を想像しながらご覧ください。 ▶︎参考記事「植物タンニンなめしとは?特徴、メリット、注意点を詳しく解説」 ▶︎参考記事「シュリンクレザーと型押しレザーとは?革の特徴やお手入れ方法などをご紹介」 Q2. 「本革」と書かれていれば安心?良い革の見分け方は? A. 「本革」という表記だけでは実は範囲が広く、品質を保証するものではありません。 「本革」と表記されるもの中には安価な加工革も高品質なレザーも含まれるため、一概に言うことはできません。良い革かどうかを見分けるには、以下の2つのポイントに注目してみてください。 銀面(ぎんめん)のキメ細やかさ革の表面である銀面をよく観察しましょう。動物の皮膚由来の自然なシボ(皺模様)や毛穴が均一で細かいものは上質な革の証です。 コバ(裁断面)の処理革の裁断面であるコバの仕上げも職人の技術が表れる重要な部分です。丁寧に磨かれて滑らかになっているか確認しましょう。コバが美しく仕上げられているものは、全体的に高品質に作られている場合が多いです。 Q3. プレゼントに革財布を選ぶ時のポイントは? A. 贈り物として革財布を選ぶ際は、相手のライフスタイルを想像することが大切です。 特に以下の3つのポイントに着目すると、喜ばれる最適な財布を見つけやすくなります。...

長年使用した革財布を修理して再び美しく。Munekawaのリペア工程の舞台裏をご紹介

長年使用した革財布を修理して再び美しく。Munekawaのリペア工程の舞台裏をご紹介

革財布や革小物は、どんなに大切に使っていても、糸がほつれたり、金具が摩耗したり、革自体が傷んでしまうことは避けられません。 それが毎日使うものであったり、長く使っているものであれば尚更です。 中にはお気に入りの革製品が損傷してしまい「買い替えるしかないのかな」と諦めた経験がある方もいるのではないでしょうか。 そこで必要となるのが、革製品の「修理」です。私たちMunekawaは、修理は製品作りと同じくらい大切なことと考えており、日々真摯に取り組んでいます。 本日は、実際に修理依頼のあった革財布を例に、Munekawaのリペア工程についてご紹介します。また、修理の費用目安や、よくあるご質問についてもご紹介します。 是非最後までご覧ください。 修理事例:二つ折り財布"Feel Coin" 今回は、以前お客様からお預かりした二つ折り財布"Feel Coin"のオレンジ(現在は販売終了カラー)を例に修理の工程をご紹介します。 お客様によると、水筒から漏れた熱い飲み物がかかり、革が熱と水分で大きく変形してしまったとのこと。 新品の物と比較すると、革が硬化しシミや型崩れで本来の姿を失ってしまっているのが分かります。 革にとって、水濡れや熱は大敵。一見すると「もう使えないかもしれない」と感じてしまうほどの、深刻なダメージです。 修理ポイント①:財布の解体 今回の修理内容は、ダメージが酷い「表側」「札入れの仕切り」「小銭入れの背面部」を新しい革パーツに交換する、というものです。 まず最初に、財布をパーツ単位まで慎重に分解します。これは非常に繊細で難しい工程です。 特に「ヘリ返し」という技法で仕上げられた革の縁の部分は厚みが0.2~0.3mmと非常に薄く、製品の構造を熟知していなければ、革を破ってしまうこともあるため、細心の注意を払って作業を進めなければなりません。 無事にパーツを分解することができました。新しいパーツは保管していた同じ革を使い、新たに製作します。 修理内容②:感覚を頼りに行う、革の縫い合わせ さらに難しい工程が、新しいパーツと既存のパーツを縫い合わせる工程です。  Munekawaでは、既存の革と新しい革を縫い合わせる際、革への負担を最小限にするため、既存パーツの針穴を再利用します。 しかし、縫製は表側から行うため、裏手にある既存パーツの針穴を直接見ることができません。 頼りになるのは、長年培われた製作スタッフの指先の感覚のみ。指で針穴の位置を探り当てながら、一針、また一針と、元のステッチを正確に再現していきます。 完成:再び、お客様の元へ こうして、熟練の技術と多くの工程を経て、お財布は再びその美しい姿を取り戻しました。 新しいパーツは力強い張りを取り戻し、再利用したパーツが持つ風合いと調和しています。諦めかけていたお財布が、また長く使える状態になり、お客さまの元にお返ししました。 修理におけるMunekawaの強み 修理におけるMunekawaの強み、それは「一貫した自社生産」にこだわっているという点です。 Munekawaは製品の企画・デザイン、製造、販売、修理まで一貫して自社のみで行っています。 全てを自社で管理しているため、何年も前に購入した製品でも同じ材料を用意することできます。そして、構造を熟知しているため、難しい箇所の修理にもしっかりと対応することができます。...

革製品の「歴史とこれから」を読み解く。いま知っておきたい革の魅力

革製品の「歴史とこれから」を読み解く。いま知っておきたい革の魅力

私たちは、大阪・大国町のアトリエで革製品を製作しています。   日々製作をする中で感じるのは、革という素材が持つ普遍的な魅力です。 革には、時代や流行が移り変わっても人々の暮らしに寄り添い続ける不思議な力があると感じます。 今回はそんな革の歴史を簡単に振り返りながら、いま注目されているトレンドや、これからの革との向き合い方について考えてみたいと思います。是非最後までご覧ください。 革が時代を超えて親しまれる理由   革は、丈夫で長持ちする素材として古くから利用されてきました。加えて、使ううちに風合いが変化していく特性があり、暮らしのなかで少しずつ自分に馴染んでいく感覚が味わえます。   また、革は修理や手入れがしやすく、長く使い続けられる点も大きな魅力です。破れたり擦れたりした場合でも、修理してまた使えるようになる場合が多いです。 参考:Munekawaの「修理」について 壊れても修理がしやすく、傷や擦れを味や個性として楽しめるのが革の大きな特徴のひとつと言えます。 このような性質から、実用品としてはもちろん、持ち物に個性や愛着を求める人々にも支持されてきました。長く使うほどに深まる魅力が、革製品が今も多くの人に選ばれている理由のひとつなのでしょう。 時代ごとに見る革製品の変遷   古代・中世:実用性が中心だった革文化 革の歴史をたどると、まずは馬具や防具など、道具としての実用的な使い方が中心でした。 たとえば、Munekawaでも使用しているブライドルレザーは、耐久性と防水性を高める加工が施されており、長時間の使用にも耐える素材として重宝されてきました。 Munekawaではブッテーロやブライドルレザーをはじめ、昔ながらの植物タンニンなめし製法で作られた革を多く取り扱っています。 自然の樹木から採れるタンニンを使い、じっくりと時間をかけて革をなめすこの手法は、先人の知恵が詰まっています。 中世の人々が、限られた資源の中で生活に必要なものを丁寧に作り、手入れしながら長く使っていたことを思うと、植物タンニンなめしの革が持つ質感や香り、経年による変化には、そうした時代の価値観が今も宿っているように思います。 参考:Munekawaで使用している「革」について 近現代:ファッションとして広がる革製品 産業革命をきっかけに大量生産が進み、革製品はより手に届きやすい存在となりました。 ジャケットやバッグ、財布などが一般にも広く普及し、革は「上質な素材」としての位置づけを確立していきます。   今では人気の高いコードバンも、かつては馬具などの耐久性が必要なものに使用されていました。 その希少性の高さから徐々に高級品としての認知を高めていくことになったのは比較的近年になってからなのですね。 しかし、技術の進歩により大量生産による量産品が増えていく一方で「一点ずつ丁寧につくられたもの」に価値を感じる方が増えていきます。 「妥協なく堅牢で緻密に作られたもの」...

革財布を長く愛用するために—よくある修理事例と対策

革財布を長く愛用するために—よくある修理事例と対策

革は長持ちする素材として知られています。 革財布も丈夫で長く使えるのが魅力ですが、道具である以上、使い続けるうちに必ずどこかに不具合が出てくるものです。 財布やキーケースなど、肌身離さず持っているものほど、故障すると不便を感じることも多いですよね。 Munekawaは「長く使ってもらえる」ことを第一に、製作と同じくらい修理にも力を入れています。 今回は、実際の修理事例をもとによくある修理内容とその症状についてご紹介します。 お使いのMunekawaの革製品に少しでも違和感を感じることがあれば、お気軽にご相談くださいね。 Munekawaの修理についてはこちら よくある修理のご依頼内容   ホック修理  ホックボタンの不具合は、非常にご相談の多いものの一つです。 ホックの締まりが緩くなると、ふたが思う様に閉まらずとてもストレスに感じますよね。 Munekawaではホックボタンの修理は何度でも無料で対応しています。 革とは違い、金属は必ず金属疲労が起こります。ホックボタンの様に日常的に何度も開け閉めする箇所であればなおさら。使用頻度の差はあれ、必ず故障する部分と言えます。 ホックボタンの交換がしやすいような構造で製作を行なっていますので、交換作業もその場ですぐ対応します。 大阪・大国町のMunekawa直営店にご来店可能な方はお気軽にお立ち寄りください。 ホックボタンの修理についてはこちら   糸ほつれ 糸ほつれは、主に革製品の角や、負荷がかかりやすい部分(開け閉めなどの動きが多い部分)に起こることが多いです。  縫い目が浮いて見える、糸の先端が飛び出ているなどを見つけられたら、早めにご連絡ください。 早めに修理対応をすることで、不具合が最小限のうちに修理をすることができます。 放置していて大部分にわたって糸が抜けてしまった場合は、修理費用やお預かり期間が大きくなってしまう場合があります。 糸ほつれの修理についてはこちら   ファスナー交換 ホックボタン同様、ファスナー部分も金属のため長く使ううちに不具合が発生しやすい箇所です。 開閉がスムーズにいかない、ファスナーの動きが引っかかる、閉めた後に開いてしまうなど、使用する上で不便を感じる部分のひとつですね。 無理矢理開けようと力を入れたりすると、周囲のパーツの傷や破れの原因になることもありますので、違和感を感じるようなことがあればすぐご相談ください。 ファスナー交換について詳しくはこちら  ...

買い換える”から“修理する”へ──<br>Munekawaが提案する、革小物を長く愛用する選択肢

買い換える”から“修理する”へ──
Munekawaが提案する、革小物を長く愛用する選択肢

革はエイジングを楽しみながら長く使える素材。 その魅力を引き出し楽しんでいただくため、Munekawaでは「修理を前提とした製作」製品作りを行っています。 どんなに堅牢な革小物でも、長く使い続けるとほころびや不具合が出てくるもの。 そうしたお困りにすぐに対応し、「長く使い続けること」をサポートすることを大切にしています。 本日のブログでは、そんなMunekawaのこだわり部分をご紹介します。   1. Munekawaのこだわり:修理を前提としたデザイン   Munekawaの革製品は、購入後の「修理」を見据えて設計されています。具体的には、以下の点に配慮しています。   パーツや縫製箇所を最小限に抑える構造縫製箇所・革や金具のパーツなどを極力減らし、故障が起こる可能性のある箇所を少なくしています。必要最低限のミニマルなデザインにより、シンプルな美しさと堅牢さを両立しています。 壊れた部分のみ交換可能な仕様修理が必要になった場合、全体を交換するのではなく、可能な限り破損箇所だけを取り替えられる設計も、大切にしているポイントです。これにより、綺麗にエイジングした革を取り替えずに済みます。また、修理期間も短くなるため、すぐにお客さまの手元にお品をお返しできます。 2. 長く使うからこそ得られる革の魅力   革製品の最大の特徴は、使い込むほど味わい深くなるエイジングです。 Munekawaでは、この特性を活かし「長く愛用する」楽しさをお客様に伝えたいと考えています。 Munekawaで使用しているブッテーロ、コードバンなど革は油分を多く含み、豊かなエイジング(経年変化)が見られるのが特徴。 財布やカードケースは、お客様の使い方に合わせて柔らかくなり、手に馴染む独特の質感に変化します。 これこそが、長年愛用する醍醐味と言えるでしょう。 「革の質感を長く楽しんでもらうため、道具としても長く使いやすく」 これが、Munekawaが製作の上で大切にしていることです。 3. 修理が可能な革小物がもたらす生活の変化   「修理できる」という選択肢があることで、買い替えのサイクルを見直し、一つのものを大切に使う暮らしが実現します。 これは単に経済的であるだけでなく、持続可能な社会への貢献にもつながります。Munekawaは、環境への配慮を意識したブランドとして、こうした価値観を共有したいと考えています。 4. 工房から生まれる、一生ものの革製品...

革製品を長く使ってもらうために。 Munekawaが大切にする修理のお話

革製品を長く使ってもらうために。 Munekawaが大切にする修理のお話

「せっかく大切に使っていたのに、ホックボタンが外れてしまった」 「ファスナーがうまく噛み合わず、ストレスを感じる」   お使いの革製品が故障してしまって、こんな風にお困りの経験がある方もおられるのではないでしょうか? 「革」はとても長持ちする素材。 だからこそ、革製品を選ぶ時は修理のサポートがしっかりしているブランドを選びたいですよね。   Munekawaは、修理を製作と同じくらい大切に考えています。 本日はMunekawaの「修理」についてご紹介します。 1.故障する箇所を少なくするための工夫    Munekawaの革製品は「長く使ってもらう」ことを大切に製作を行なっています。 そのためのポイントが「『パーツの数』と『縫製の数』を少なくする」ということ。 革のパーツが多くなるほど、縫製の数が多くなるほど、堅牢で強度の高い革製品になると思われるかもしれません。 しかし、実はそうではありません。 パーツと縫製箇所が増えるということはそれだけ「故障する可能性のある箇所が増える」ということなのです。 Munekawaはできる限りパーツと縫製を少なくすることで、故障のリスクを抑えた製作を行なっています。 シンプルでミニマムなデザインが特徴のMunekawaの革製品。 これには「余計な修理の可能性を低くするため」という理由もあるのです。 また、シンプルでミニマムな構造は、「修理がしやすい」というメリットにもつながります 故障が起こっても、修理がしやすい構造のため効率的。スピーディーに修理をしてお客さまの元にお返しができます。   装飾のためのパーツや縫製を用いず、できるだけ革を大きく使い、壊れにくい革製品を作る。 これもまたMunekawaが大事にしているポイントです。     2.革製品が故障した時の対応    しかし、どんなに堅牢でシンプルでも、長く使えば故障のリスクを完全に避けることはできません。 ここからは、よくご依頼のある修理例を少しご紹介します。...

本日は、修理です。 ラウンドファスナー財布のファスナー交換。

本日は、修理です。 ラウンドファスナー財布のファスナー交換。

こんにちは!製作スタッフの髙橋でございます。 本日は、お客様からお預かりしたラウンドファスナー財布の修理です!   長くご愛用いただいております。     元々のお色は、定番色のブルー!経年変化して、ネイビーになっています!https://munekawa.jp/products/rw1 修理内容は、ファスナーの張り替えです。 ファスナーのテープ部分(生地)が裂けています。↓ 新しいものに張り替えて、ミシンを慎重に掛けていきます... 再び、同じ穴に針を命中させるには、集中力と技術が必要です。 状況により、手縫いする部分もございます。 (※黄色いマスキングは、表側と内側のパーツの針穴を合わせる為の目印!) 最後の糸処理をして...   仕上がりました!!   お修理の後は、オイルケアをさせていただきます。とても良い味が出てます♬ これから再び、長くご使用いただけると思います!!       Munekawaの製品をお使いで、「修理が必要かも?」と感じた際は、気軽にお問い合わせください!

「二つ折り財布のお修理」のお話

「二つ折り財布のお修理」のお話

土曜日ブログ担当の製作スタッフ髙橋でございます。 先日二つ折り財布を長く愛用されている方から、修理のご依頼がございました。   お修理に関しましては、こちらをご覧ください。→Repair   お色は、ブルーです。パッと見るとブラックに見えますが、光に当てるとブルーの面影が感じられます。 修理前 折れる箇所、よく使う箇所は痛み易いです。ですが、Munekawaでは細かなパーツ交換も行なっております。 分解し、新しいパーツを組み合わせます。 修理後 修理完了です。また長く使っていただけると嬉しいです。 もしお修理で悩まれている方がおられましたら、一度画像を送っていただければと思います。また商品自体をお店に送っていただけましたら、修理内容と費用をお伝えいたします。(お修理は、Munekawaのアイテムに限ります。)

ホック交換

ホック交換

今日は、財布のホック交換について お財布などを長く使っていると、どうしてもホック(スナップボタン)に不具合が起こります。このような場合、修理をするのに、どのぐらい費用がかかるのか?どのくらい期間がかかるのか?このままでも使えないことはないので、このままでもいいか! という感じで、後回しになってしまいがちです。 MUNEKAWAの財布のホックは、交換は「無料」で行っていますので、お気軽に申し付けください。お店に持ち込み頂きますと、当日交換し、お渡しで交換できる場合がほとんどです。 往復の送料はご負担いただく事になりますが、送っていただければ、交換もおこなっていますので、発送の前に一度ご連絡ください。 その際には、一緒にレザーケアもしてお送りしますので、レザーケアも兼ねてお送りください。 詳細は、こちらのページに記載しています。 1.ホックを外すお預かりした商品に傷をつけないよう、工具を使用しホックを外します。 2.ホックの付け替えサイズに合う打ち具を取り付け、新しいホックに付け替えます。長くお使い頂くとホック部分が摩耗し留まりが弱くなってきます。違和感を感じられた際は気軽にご相談ください。長く快適にお使いいただける様、交換します。 -修理の流れ- ホック交換は無料です。修理には、お預かりから2日~1週間程度お日にちを頂いております。あらかじめご了承ください。配送での修理依頼の場合は、事前に電話/メール(画像添付)にてご連絡の上、お送りください。 記載事項①氏名 ②電話番号 ③返送先住所 ④修理箇所 を明記ください。 修理完了後、お客様にご連絡を致します。往復の送料はお客様にご負担頂いております。 また、ホック修理以外の修理については、↓からご覧になってください。 Repair 少しでも気になる箇所がございましたらご相談ください。永くお使いいただけるよう丁寧に修理・ケアを行いお届けします。 過去のブログで修理への思いを書いています。もちらも、是非ご覧になってください。 積極的に修理 サスティナブルという言葉を聞くたびに、少しでも修理をさせてもらって、長く使って頂けるようにしていかなければならないと思います。修理ができることをお客様に知って頂けるよう、努力してきていたつもりですが、更に積極的にお伝えしていかなければいけないと思い、再度、修理についてブログになります。

自分でコバ磨き

自分でコバ磨き

コバ磨き 長く財布を使っていると、コバ(裁断面)が毛羽だって来ます。 そんな時は、自分で磨く事ができます。 ↓こちらが、毛羽だったコバです。 綺麗にする為には、コバの目止め剤を使うと綺麗に毛羽立ちを抑えやすいです。 東急ハンズやクラフト系のショップでほぼ取り扱われている、トコノールでを使うと良いと思います。 もし、入手できなければ、お水でもかまいません。 (目止め液を瓶の蓋に少しとり出した状態↑です。) トコノールもしくは水を指に付け、コバに薄く塗り伸ばします。 その後、クロスで磨いていきます。 (柔らかい布でしたら、どのような物でも構いません。) あまり、強く磨きすぎるとコバが開いてきますので、初めは、軽くからはじめてください。 水分がなくなってきたら、指感触で毛羽立ちがなければ、完了です。 このように綺麗に仕上がります。注)コバに目止め液や水を塗るときは、できる限りはみ出さないようにし、はみ出した場合は、早い段階で拭き取ってください。 自分でするから愛着が レザーケアだけでなく、コバ(裁断面)もケアしてあげることで、耐久性は上がります。 コバが綺麗と見た目が引き締まります。 靴磨きと同じような感覚で、やり終えた後に、愛おしさが増してきます。 革製品を育てるとよく言いますが、本当ですね。 また、長く使って頂く為にでいることを、ブログでUPしていきますね。

革の水シミとキズ

革の水シミとキズ

革の水ジミを隠す。 革製品を使っていると、どうしても気になってしまうのが、雨や水などによるシミです。 特にキャメルのような色味になると少し目立つこともあります。 私のキャメルの財布も雨水でシミが無数にあります。 (↑車に乗り込む際に急に大雨に打たれ濡れてしまった私自身の長財布です。) 財布や革製品が雨に打たれてしまった事は、皆さんも経験があると思います。 ご覧のように、乾くとシミになってしまうことも多いです。 財布の下側に横に長い大きなシミがありますが、雨の日に水溜りに落としてしまったシミです。 その他にも小さなシミやスレて傷がついた跡が、たくさんあります。 このようになった時にどのように対処したら良いのか、よく問い合わせもいただきますので実際にやってみます。 革を水で湿らせる。 今から行う方法は、シミを消すのではなく、ゴマかす方法です。 ※この方法は、植物タンニンなめし革のブッテーロという素材で行なっていますので、全ての革で有効な方法ではない事をご了承ください。 水によるシミは消すことができないので、逆に全体を濡らしてしまうことで、シミを目立たなくしてしまいます。 まだ、激しくシミなどがない場合は、濡らした布で、表面だけを水拭きしてもらうだけでも、少しよくなることもあります。 日常的にオイルケアをされている方でも、少し水に濡らして頂くと小傷やシミが目立ちにくくなることがあります。 ↓このくらい濡らしてください。 少し、沁みたかなというぐらいで、水気をとるように乾拭きをしてください。 (※拭きあげ時に強く擦らないでください。色が部分的に濃くなってしまいます。) 乾燥後、ケアクリームを塗ってもらうと意外に傷などは目立ちにくくなります。 ここまでの工程は、私たちも日常的によく行う方法です。 日常のレザーケアと同時に繰り返して頂くと、とてもいい風合いに変わってきます。 革を水に浸す。 上記の方法でも、気になる場合は、全体的に色が濃くなる事と、革が硬くなってしまう事を覚悟の上で、次の方法を試してください。 まずは、全て財布の内容物を取り出し、蓄積されたホコリもできるだけ取り出します。 ※内容物が残っていると、水につけた際、色が革に移ってしまうことがあるので、しっかりと確認をしてください。 完全に全てを濡らしてしまいます。 アイテム全てが浸かるくらいの、常温の水をはり時間をかけ、じんわり染み込ませていきます。 (ぬるま湯は避けてください。) アイテムによって変わってきますが、全て染み込むまで30分〜1時間ほどかかるときもあります。...

なぜ、「長く使ってもらいたい。」のか?

なぜ、「長く使ってもらいたい。」のか?

なぜ、「長く使ってもらいたい。」のか? 長く使うといいことがあります。長く使うことで、その物の持つ機能的な価値を上回る、「愛着」や「思い入れ」という自分だけの価値がついてくる。これらの価値がついている物を使っていると、使うことが嬉しいことであり、楽しいことになってくる。 長く使うことの目的は、費用対効果を高めることではなく、心の中に豊さを高めてもらいたいから。 ブランド品も、そうですが、物の機能や効果を100%買っているのではなく、そのブランドの背景にある歴史やストーリーを一緒に購入しています。 歩んできた過程が価値になっています。 そのような過程の価値を、自身で生み出し、機能的価値やステイタス以上の自分だけの価値を体感して欲しいというのが、「長く使ってもらいたい。」と思う理由です。 とても、楽しそうな事だと思いませんか。 自分の使っている物を手にした経緯や思い出なども含めて、長年のストーリーを振り返ることができる、こだわりの物が自分の周りにあったら 楽しい時間が増える思いませんか。 新しい物を買うよりも、それらを使っている方が、心が豊かになれると思います。 お客様に長く持つことによって生まれる価値を体験いただけるよう、これからも、丁寧な物作りを行っていきます。 MUNEKAWAの製品は、そのような状況をイメージし、長く使える工夫を行っています。 修理の体制も常に持っていますので、安心してハードに使って頂きたいと思っています。

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