財布の「小さな使いにくさ」、利き手が原因かもしれません
「カードがなんとなく抜きにくい」
「ファスナーを引くと少し引っかかる」
左利きの方のなかには、財布やカードケースを使う中で、このような「ちょっとした使いにくさ」を感じたことがある方も多いのではないでしょうか。

財布やキーケースをはじめ、日常で使う製品の多くは右利きを想定して設計されているため、左利きの方は物選びに迷うことがあります。
今回のブログでは、シンプルなデザインの革製品に向き合ってきたMunekawaなりの視点で、左利きの方が革財布・革小物を選ぶときのチェックポイントをご紹介します。
あわせて、左利きの方にもおすすめできるMunekawaの製品をご紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。
基本動作は「利き手と逆の手で持ち、利き手で出し入れする」
財布を使うとき、多くの場合は利き手ではない方の手で財布を持ち、利き手でカードや紙幣、小銭を出し入れします。ホックを外す、ファスナーを引くといった細かな操作も、利き手で行うことが多いでしょう。
左利きの方が「右手で持ち、左手で操作する」場合、右利きを想定した財布では、開閉や中身の出し入れをしづらく感じることがあります。
こうした違和感はわずかなものかもしれませんが、毎日使うものだからこそ、ストレスにつながることもあります。
左利きの人がチェックしたい3つのポイント
左利きの方が物を選ぶとき大切なのは、ご自身が自然に使えるかどうかです。
特に財布やキーケースなどの革小物を選ぶ際は、次の3つのポイントに注目すると、自分に合うかどうかを判断しやすくなります。
① ファスナーの開閉方向
ラウンドファスナーやL字ファスナーなど、ファスナーで開閉する財布は、引き手の始点と終点、開口部の向きによって、左右の手で操作したときの使い勝手が変わります。右手で財布を持って左手で引くと、引き手の位置によっては、開閉しづらさや中身の見えにくさを感じる場合があります。
会計のたびに繰り返す動作だからこそ、わずかな違和感も気になりやすいポイントです。

選ぶときは、普段どおり右手で財布を持ち、左手でファスナーを開閉してみましょう。引き手を無理なくつかめるか、最後まで自然に動かせるか、開いた状態で中身を見渡せるかが確認したいポイントです。
② カードポケットの向きと配置
横挿しのカードポケットは、財布を持つ手と抜く手の関係で「抜きやすい向き」が決まっています。右手で財布を持ち、左手でカードをつまもうとすると、開き口の向きが合わず、カードの角に指がかかりにくい配置になっていることがあります。使用頻度の高いカードほど、この小さな取り出しにくさは気になりやすいところです。

選ぶときは、普段どおり財布を持ち、よく使うカードに左手の指を無理なくかけられるかを確認してみてください。横挿しのポケットは、開き口の向きによって取り出しやすさが変わります。縦挿しや中央配置のポケットもあわせて比較すると、自分に合うものを選びやすくなります。
③ 開く向き・ホックや留め具の位置
二つ折りやかぶせ蓋(フラップ)タイプの財布では、開く向きや、ホック・ベルトなどの留め具の位置が、片手で操作する前提で設計されていることが多い部分です。
想定と逆の手で持つと、留め具が外しづらい、開いたときに中身が見づらい向きになるなど、細かな操作に引っかかりを感じる場合があります。財布に限らず、キーケースなら鍵を取り出す動作、コインケースなら小銭を受ける手の側にも同じことが言えます。

選ぶときは、留め具を利き手である左手で無理なく外せるか、開いたときに中身が取り出しやすい向きになるかを確認してみましょう。留め具が中央にあるものや左右対称に近い形、そもそも留め具のないものは、利き手による使い勝手の差が比較的小さい傾向があります。
左利きの方にも使いやすい革小物の選択肢
「左利き用」と明記された革製品は、それほど多くありません。ただ、左右対称に設計されたものや、中央から開くものは、利き手の影響を比較的受けにくい形です。また、左右非対称でも、ポケットの位置や開き方が左手の動作に合う場合があります。
ここからは、Munekawaの定番アイテムの中から、左利きの方にもおすすめできるものをご紹介します。
薄型小銭入れ「Undo」
左右対称のシンプルな形の小銭入れです。口が大きく開くため、どちらの手で持っても小銭が見やすく、取り出しやすい構造です。小銭が約20〜30枚と、折りたたんだ紙幣1枚が収まります。

封筒型長財布「Encase」
ファスナーやホックなどの金具を一切使わない、封筒型の薄い長財布です。札入れの手前がアーチ状になっており、指で紙幣を1枚ずつ送り出して取り出します。この動作は左右どちらの手でも自然に行えるため、利き手を問わず使いやすい形です。

ICカードケース「Tuck」
3つの独立したポケットに、カードを上から差し込むシンプルな構造のカードケースです。背面ポケットはカードが約1.5cm見える設計で、カードに指をかけて取り出しやすくなっています。縦向きのカードケースなので、普段の持ち方でも取り出しやすいかを確認しやすい形です。

ベル型キーケース「Bell M」
ストラップを引いて鍵を巾着のように収め、背面のボタンで留めるキーケースです。左右の区別がない構造のため、どちらの手でも同じように扱えます。

L字ファスナー財布 Cram
Munekawaで特に人気の高いL字ファスナー財布 Cramも、左利きの方におすすめのアイテムです。内装は、中央に小銭入れと紙幣収納のスペース、左側によく使うカードを5〜6枚まとめて収納できるスリーブ、右側に2段のカードホルダーという配置です。
Cramには、内側の構造を反転させた「左きき用Cram」もありますが、通常のCramの配置が使いやすいと感じる左利きの方もいます。

左利きの方が財布を右手で持ち、左手でカードを取り出す場合、左側のスリーブが見やすい位置に来ます。実際に左利きのスタッフからも、「財布を右手で持ったときに左側のスリーブが見やすく、左手でカードを取り出しやすい」という声がありました。
「左利き用」と書かれていない定番の配置でも、使う方の動作に合う場合がある一例です。
「それでも、やはり利き手に合わせた配置で使いたい」という方に向けて製作しているのが、左きき用のCramです。
定番Cramの「左右のカードポケットの位置」を反転させ、左利きの方の自然な手の動きに沿うように仕立てています。不定期での受注生産のため、現在は完売しています。今後の製作については、オンラインストアでお知らせしていく予定です。

迷ったら、直営店で「普段どおりの持ち方」で
利き手と道具の相性は、スペックの数字だけでは分かりません。最終的には、実物を普段どおりの持ち方で開け閉めして確かめるのが確実です。

大阪・大国町にあるMunekawaの直営店では、今回ご紹介したアイテムを実際に手に取ってお試しいただけます。
他にも利き手に左右されず使いやすいシンプルなデザインの革小物を多数ご用意しておりますので、ぜひお気軽にご来店ください。