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革のエイジングとはどんなもの? ブッテーロを中心に、コードバン、ブライドルレザーの経年変化をご紹介

革の魅力のひとつ、それはエイジング(経年変化)です

使い込まれることで時間とともに革の風合いを増し、個性的な美しさを感じられるようになっていきます。

しかし中には、

 

「革のエイジングがどんなものかイメージしにくい」

「形や色が変わっていくのに不安を感じる」

 

という方もおられるかもしれません。

そこで今回のブログではMunekawaのアイテムを元に、革のエイジングの様子を詳しくご紹介します

 

Munekawaスタッフの私物も交えながら、革の色や質感の変化を解説しますので「これから革を使い始めたい!」という方は是非参考にしてみてくださいね! 

そもそもエイジングとは?

 

エイジングとは、使用するにつれて革の色、艶や手触り、製品の厚みや柔らかさが変化することです。

主に使用時の手の油や摩擦や傷、紫外線などの影響を受けて少しずつ革の風合いが変わっていきます。

使用環境は革製品ひとつひとつ違うため、同じエイジングはこの世に一つとしてありません。

「世界にひとつだけのアイテム」を育てるような感覚

それがエイジングの醍醐味であり、私たちが革に魅了される理由なのかもしれませんね。

 

 

ブッテーロのエイジング

 

Munekawaで使用している革は植物タンニンなめし製法で作られており、エイジングしやすい革素材。

特にメイン素材として使用しているブッテーロは豊かな経年変化が楽しめる革として親しまれています。

 

関連ブログ:

植物タンニンなめしとは?特徴、メリット、注意点を詳しく解説

 

■ブッテーロ(ブルー)のエイジング

ブルーのブッテーロは透明感のある色合いが人気の革色ですが、エイジングも魅力的です。

使用し始めるとだんだん色が濃く深くなっていき、ブラックにも似た味わいのある色合いに変化します。


ベル型キーケース「Bell S」ブルー
未使用のもの(左)と5年使用したもの(右)

■ブッテーロ(グリーン)のエイジング

グリーンのブッテーロも色の変化が顕著です。

ブルー同様深く濃い色に変化していき、未使用のものにはない、独特の重厚感を感じさせます。

「色の変化を楽しみたい」「使い込んで自分だけの色合いに育てたい」という方には人気のカラーです。


ICカードケース「Tuck」グリーン
未使用のもの(左)と3年使用したもの(右)

 

 

■ブッテーロ(キャメル)のエイジング

キャメルは、革小物らしい王道のカラー。

エイジングすることによって、ブラウンのような風合いになります。

使い込むことによって、いかにもレザーらしいクラシカルな風合いを高めています。


ベル型キーケース「Bell M」キャメル
未使用のもの(左)と3年使用したもの(右)

 

 

■ブッテーロ(ブラック)のエイジング

ブラックは革小物の定番カラーのひとつ。

エイジングにおけるブラックの特徴は「色合いの変化がない」ということ。

他のカラーのように色が変化することはありません。

しかし艶が増すことで風合いが変化していくので、「あまり革色が変化しないでほしい」という方にはおすすめです。


L字ファスナー財布「Cram」ブラック
未使用のもの(左)と2年使用したもの(右)

 

コードバン・ブライドルレザーのエイジング

 

ブッテーロと並び、Munekawaではコードバン、ブライドルレザーの製品も製作・販売しています。

コードバンはアメリカ・シカゴの「ホーウィン社」のシェルコードバン。

ブライドルレザーはイギリス・ブリストルの「トーマスウェア&サンズ」のブライドルレザーを使用。

どちらも植物タンニンなめし製法によって作られており、油分を多く含むためブッテーロ同様豊かなエイジングが楽しめます。


左:L字ファスナー財布 Cramコードバン(バーガンディー)2年使用
右:コインケース Undo ブライドルレザー(グリーン)6ヶ月使用

 

ホーウィンシェルコードバンは、一般的に連想するエナメル質のような光沢とは一味違う、落ち着いた光沢感が感じられます。

ブライドルレザーは表面のブルーム(ブライドルレザー特有の油分が固形化したもの)が使用と共になくなり、渋い色合いに変化していますね。

 

関連ブログ:
ブッテーロ・ブライドルレザー・コードバンそれぞれの革のお手入れ方法のご紹介

 

 

スタッフ私物のエイジングもご紹介

 

最後に、Munekawaのスタッフが使用しているアイテムのエイジングの様子をご紹介します。

まずは、ブラックで全て統一しているスタッフ。

L字ファスナー財布 Cramは使用半年ほどですが、それ以外は5年〜6年ほど使用しています。

色の変化がないブラックでも光沢や柔らかさの変化によって、風合いに違いが出ているのがわかりますね。

「ポケットに入れて使う」「バッグに入れて使う」など、収納する場所や使用頻度によっても経年変化の進み具合は変わってきますので、同じ革でも違ったエイジングを楽しめます。

続いては、キャメルとグリーンを中心に使用しているスタッフの私物。

同じグリーン、キャメルでも使用年数や使用頻度が違う風合いに違いがありますね。

赤い財布は、Enfold Coinのブライドルレザータイプ。

まだ、使用しはじめて4ヶ月ほどですが、これからどんなエイジングをするのでしょうか。

こちらは幅広いカラーを使用しているスタッフの私物です。

封筒型長財布Encaseのブルーは4年ほど使用しているそう。

全体的にムラなくエイジングした長財布は、個性的な存在感を感じさせます

まとめ

いかがでしたでしょうか。

Munekawaで使用している革は、油分を多く含んでいるため、あまり手をかけずとも自然にエイジングが進んでいきます。

月に1,2回程度ケアクリームを使った簡単なお手入れをするとより綺麗な革色に変化しますので、興味のある方は是非お試しください。

直営店やPOP UP SHOPなどにご来場くださいましたら、サンプル品やスタッフの使用アイテムをご覧いただけますので、お気軽にお声がけください!

 

参考ブログ:

“ブッテーロレザーの簡単3分お手入れ方法。”のお話

直営店ご来店者様限定!

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直営店ご来店の方で、Munekawaの製品レビュー、Googleクチコミを投稿してくださった方にもれなくMunekawaのケア用品をプレゼントしています。

Feature

Munekawaが「自社生産」を大切にする理由

Munekawaは1999年の創業以来、「長く使える革製品を届けたい」という想いで、製品作りを続けてきました。

「売ること」だけではなく、「使い続けてもらうこと」を大切に、企画・製作・販売から修理まで、すべて自社で一貫して行っています。

なぜ少人数の私たちが、これほどまでに「自社生産」にこだわるのか。

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