「非常時の財布」を考える|防災を意識した現金・身分証の持ち方とコンパクト財布の選び方
地震や台風など、自然災害への備えが改めて注目されています。 食料や水、懐中電灯といった防災グッズを準備している方は多いかもしれません。しかし、非常時の財布について考えたことはあるでしょうか。 災害時には、停電でキャッシュレス決済が使えなくなることがあります。避難所での身分確認や、緊急連絡先の把握が必要になる場面も考えられます。 そうなった時、普段お使いの財布では不便を感じる場面があるかもしれません。 今回は、非常時の財布のありかたについて考えてみます。 万が一の時に備えについて考える機会になると同時に、普段の持ち物を見直すきっかけにもなればと思います。ぜひ最後までご覧ください。 非常時に備えて「現金を用意しておく」という考え方 普段の暮らしでは、キャッシュレスが中心という方も多いでしょう。 しかし、冒頭でもご紹介した通り、非常時にはカードや電子マネーが使用できなくなる可能性もあります。実際、2018年の北海道胆振東部地震では、大規模な停電により多くの店舗でキャッシュレス決済が機能しなくなりました。 もしもの時に備えて現金を少しでも用意しておくことはとても大切です。普段はキャッシュレス中心でも、車の中やバッグの中に、少し現金を用意しておくといざという時に安心です。 また、「普段の財布と非常時の財布を分けて用意しておく」というのもひとつの選択肢です。 普段使いの財布は、日常の買い物やカード類の管理が中心に。非常時の財布は「最低限の現金と必要な情報のメモなどを入れておき、すぐに持ち出せる状態で備えておくと良いでしょう。 仕事用・プライベート用・旅行用など、シーンに応じて財布を使い分けることで、それぞれの役割に最適化できます。「防災用」もその一つと考えれば、決して特別なことではありません ▶︎関連記事:「TPOに合わせた『お財布の使い分け』のすすめ」 非常時の財布に入れておきたいもの まず、災害時に必要になる可能性が高いものを整理してみましょう。 1.現金(小銭を含む) 停電時にはクレジットカードや電子マネーが使えなくなることがあります。普段キャッシュレス派の方も、非常時用にいくらか現金を備えておくのがおすすめです。 目安としては、数日分の食料や日用品が購入できる程度。1万円〜3万円ほどを、千円札や小銭を含めて用意しておくと、お釣りがない場面でも対応しやすくなります。 2.身分証明書 避難所での受付や、各種手続きで本人確認が必要になることがあります。運転免許証や健康保険証のコピーを入れておくと安心です。非常時と普段使いの財布を分けて持つ場合は、普段の財布に原本を、非常時の財布にコピーを入れておくと良いでしょう。 3.緊急連絡先のメモ スマートフォンが使えなくなった場合に備えて、家族や職場の連絡先を紙に書いて入れておきましょう。いざというときに連絡が取れるようアナログな方法で備えておくことも大切です。 4.その他、あると便利なもの 常備薬の情報メモ(薬の名前、用量など) アレルギー情報のメモ 血液型のメモ テレホンカード(公衆電話用) これらの備えは、防災グッズの点検と合わせて、定期的に中身を確認して整理する習慣をつけておくとより安心です。 非常時に適した財布の選び方...