大阪・大国町にあるムネカワの工房で、新しいトートバッグの製作がスタートしました。

まだ始まったばかりですが、お客様からの声や自分たちが毎日の暮らしの中で感じたことを参考に、クラシックな印象を保ちながらも、普段使いしやすい実用性も兼ね備えたバッグにしたいと考えています。
今回のブログでは、そんな新作バッグについて少しご紹介します。
新作はどんなバッグ?
トートバッグは容量があって、気軽に使えて重宝しますよね。
皆様の中にも愛用されている方がおられるのではないかと思います。

今回製作するバッグは、そんなトートバッグとしての使い勝手の良さはそのままに、コットンキャンバスと革を使用してムネカワらしいクラシックな雰囲気をプラスしたものです。
メイン素材となるコットンキャンバスは生地にロウを染み込ませて撥水性を高める「パラフィン加工」が施しています。

ムネカワでは以前“Usual”といトートバッグを製作していました。
Usual同様、お仕事用にはもちろん、ブライベートでも色々なコーディネートに馴染みながら、カジュアルになりすぎない、上品さを持ったバッグになるよう製作を進めています。

新作バッグのポイント「開口部のファスナー」
トートバッグを使っていて少し気になるポイント、それは「開口部が大きく開いている」こと。
これは中身が見えやすく、出し入れしやすいトートバッグのメリットでもありますが、安全面・プライバシー面で少し気になる、という方がいるのも事実です。
電車の車内や混雑した飲食店など、人が多い場所で「バッグの中身が見えてしまわないか」と気になったり、「大切なものがバッグから落ちてしまわないか」と不安になることってありますよね。
こうした安全面・プライバシー面を考慮して、今回の新作トートは、開口部にファスナーを取り付けることにしました。
これで中身が見えなくなるのはもちろん、荷物が落ちる心配もなくなりますし、急な雨でも中身が濡れず安心です。

今、工房では試作を作りながら、バッグの構造やデザインを調整しています。
手に持った時や肩にかけた時の印象、ファスナーを開け閉めするときの手の動きなどをシミュレーションしながら、各パーツのサイズや構造、素材など、さまざまな視点で検証を重ねています。
工房でいつも大切にしているのは、急がずに一つの工程ごとにしっかり確認すること。お客様に長く使っていただくためには、こういう丁寧な積み重ねが必要だと思っています。
新作バッグのこれから
新作トートバッグの製作は、まだ始まったばかり。これから時間をかけて細かいところを調整し、品質をしっかりチェックしていきます。

製作の様子は、このブログでもまたお伝えしていく予定ですので、引き続きチェックしてくださいね。
工房での作業風景や、製作スタッフが感じていること、技術的なこだわりなども含めて、新作ができるまでの道のりを皆さんと一緒に共有したいと思っています。

まだ完成まで時間はかかりますが、きっと皆さんに喜んでもらえる仕上がりになると思っています。工房からの続報を楽しみにしていてくださいね。
皆様からのご意見やご感想も、いつでもお待ちしています。「こんな機能があったらいいのに」「こんな使い方をしてみたい」といったお声は、私たちにとってとても貴重な道しるべになります。
ムネカワのバッグアイテムはただいま、ショルダーバッグ“Caddis”とレザー&コットンサコッシュ(直営店限定・メール問い合わせでもご購入いただけます)というアイテムを販売しています。

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