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長年使用した革財布を修理して再び美しく。Munekawaのリペア工程の舞台裏をご紹介

革財布や革小物は、どんなに大切に使っていても、糸がほつれたり、金具が摩耗したり、革自体が傷んでしまうことは避けられません。

それが毎日使うものであったり、長く使っているものであれば尚更です。

中にはお気に入りの革製品が損傷してしまい「買い替えるしかないのかな」と諦めた経験がある方もいるのではないでしょうか。

長年使用した革財布を修理して再び美しく。Munekawaのリペア工程の舞台裏をご紹介

そこで必要となるのが、革製品の「修理」です。私たちMunekawaは、修理は製品作りと同じくらい大切なことと考えており、日々真摯に取り組んでいます。

本日は、実際に修理依頼のあった革財布を例に、Munekawaのリペア工程についてご紹介します。また、修理の費用目安や、よくあるご質問についてもご紹介します。

是非最後までご覧ください。

修理事例:二つ折り財布"Feel Coin"

今回は、以前お客様からお預かりした二つ折り財布"Feel Coin"のオレンジ(現在は販売終了カラー)を例に修理の工程をご紹介します。

お客様によると、水筒から漏れた熱い飲み物がかかり、革が熱と水分で大きく変形してしまったとのこと。

二つ折り財布"Feel Coin"のオレンジ 修理前と修理後

新品の物と比較すると、革が硬化しシミや型崩れで本来の姿を失ってしまっているのが分かります。

革にとって、水濡れや熱は大敵。一見すると「もう使えないかもしれない」と感じてしまうほどの、深刻なダメージです。

修理ポイント①:財布の解体

今回の修理内容は、ダメージが酷い「表側」「札入れの仕切り」「小銭入れの背面部」を新しい革パーツに交換する、というものです。

まず最初に、財布をパーツ単位まで慎重に分解します。これは非常に繊細で難しい工程です。

特に「ヘリ返し」という技法で仕上げられた革の縁の部分は厚みが0.2~0.3mmと非常に薄く、製品の構造を熟知していなければ、革を破ってしまうこともあるため、細心の注意を払って作業を進めなければなりません。

二つ折り財布"Feel Coin"の修理工程 革パーツの解体

無事にパーツを分解することができました。新しいパーツは保管していた同じ革を使い、新たに製作します。

修理内容②:感覚を頼りに行う、革の縫い合わせ

さらに難しい工程が、新しいパーツと既存のパーツを縫い合わせる工程です。 

二つ折り財布"Feel Coin"の修理工程 既存パーツと新しいパーツの縫い合わせ

Munekawaでは、既存の革と新しい革を縫い合わせる際、革への負担を最小限にするため、既存パーツの針穴を再利用します。

しかし、縫製は表側から行うため、裏手にある既存パーツの針穴を直接見ることができません。

頼りになるのは、長年培われた製作スタッフの指先の感覚のみ。指で針穴の位置を探り当てながら、一針、また一針と、元のステッチを正確に再現していきます。

完成:再び、お客様の元へ

こうして、熟練の技術と多くの工程を経て、お財布は再びその美しい姿を取り戻しました。

二つ折り財布"Feel Coin"の修理工程 完成した状態

新しいパーツは力強い張りを取り戻し、再利用したパーツが持つ風合いと調和しています。諦めかけていたお財布が、また長く使える状態になり、お客さまの元にお返ししました。

修理におけるMunekawaの強み

修理におけるMunekawaの強み、それは「一貫した自社生産」にこだわっているという点です。

Munekawaは製品の企画・デザイン、製造、販売、修理まで一貫して自社のみで行っています。

二つ折り財布 Carriage(旧タイプ)の解体の様子

全てを自社で管理しているため、何年も前に購入した製品でも同じ材料を用意することできます。そして、構造を熟知しているため、難しい箇所の修理にもしっかりと対応することができます。

特に、Munekawaはデザインはシンプルですが、可能な限りコンパクトで容量の多い構造を実現するため、独自の構造を取り入れている部分も多く、修理専門の外部業者では対応が難しい場合もあります。

Munekawaの製品は自分たちがきちんと修理する。これが、作り手としての責任だと自負しています。修理を通して、Munekawaの製品を安心して長くお使いいただくためのサポートをしますので、どんな状態でも一度お気軽にご相談ください。

修理費用・納期の目安

修理メニュー 参考価格 目安納期
ホックボタンの交換 無料( 10年以上前の旧商品は、費用がかかる場合もございます 2日〜1週間程度
ファスナー交換 ¥5,000~¥30,000 1~3週間程度
糸切れ、糸ほつれ ¥5,000~¥30,000 1~3週間程度
革の張り替え ¥5,000~¥30,000 1~3週間程度

上記はあくまで目安です。正式なお見積りは、お品の状態を拝見してから提示いたします。

修理は、大阪・大国町のMunekawaの工房にて行っていますのでご持参ください。
郵送での修理も受け付けております。(送料はご負担いただきます)

よくあるご質問

Q. かなり前に購入した旧モデルも修理できますか? 

A. Munekawaの製品であれば、可能な限り対応させていただきます。まずはお品物の状態を拝見しますので、お気軽にご相談ください。

Q. 修理で革の色味が大きく変わることはありませんか? 

A. お客様の革の経年変化(エイジング)を尊重し、現状の色味に近いパーツや糸を選んで修理します。ただし、パーツ交換を行う際は、新しい革と既存の革との間に若干の色味の違いが生じる場合がございます。その際は、事前にお伝えしますのでご安心ください。

Q. 事前におおよその修理代金を知ることはできますか? 

A. メールにてお品の状態が分かる写真を添付してお送りください。概算のお見積りをご案内いたします。

"長く愛用する"をサポートします。

一つの製品を長く使い続けることは、愛着を深め、自分だけの特別なアイテムへと"育てる"喜びにつながります。そしてそれは、限りある資源を大切にし、廃棄物を減らすサステナブルな行動でもあります。

二つ折り財布"Feel Coin"の修理工程

「修理」を通して、お客様の「長く使い続けたい」という想いをサポートしたい。それが、作り手としての責任だとMunekawaは考えています。

お手元の革製品に気になる点が出てきたら、"そろそろ買い替え時かな"と考える前に、一度"修理して使い続ける"という選択肢を検討してみませんか。

ぜひ一度ご相談ください。

▶︎Munekawaの「修理」について詳しくはこちら

▶︎お問い合わせはこちら

写真を添付する際はinfo@munekawa.jpまでメールをお送りください。

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Munekawaが「自社生産」を大切にする理由

Munekawaは1999年の創業以来、「長く使える革製品を届けたい」という想いで、製品作りを続けてきました。

「売ること」だけではなく、「使い続けてもらうこと」を大切に、企画・製作・販売から修理まで、すべて自社で一貫して行っています。

なぜ少人数の私たちが、これほどまでに「自社生産」にこだわるのか。

その理由をご紹介します。