革は長持ちする素材として知られています。
革財布も丈夫で長く使えるのが魅力ですが、道具である以上、使い続けるうちに必ずどこかに不具合が出てくるものです。
財布やキーケースなど、肌身離さず持っているものほど、故障すると不便を感じることも多いですよね。

Munekawaは「長く使ってもらえる」ことを第一に、製作と同じくらい修理にも力を入れています。
今回は、実際の修理事例をもとによくある修理内容とその症状についてご紹介します。
お使いのMunekawaの革製品に少しでも違和感を感じることがあれば、お気軽にご相談くださいね。
よくある修理のご依頼内容
ホック修理
ホックボタンの不具合は、非常にご相談の多いものの一つです。 ホックの締まりが緩くなると、ふたが思う様に閉まらずとてもストレスに感じますよね。
Munekawaではホックボタンの修理は何度でも無料で対応しています。
革とは違い、金属は必ず金属疲労が起こります。ホックボタンの様に日常的に何度も開け閉めする箇所であればなおさら。使用頻度の差はあれ、必ず故障する部分と言えます。
ホックボタンの交換がしやすいような構造で製作を行なっていますので、交換作業もその場ですぐ対応します。
大阪・大国町のMunekawa直営店にご来店可能な方はお気軽にお立ち寄りください。
糸ほつれ
糸ほつれは、主に革製品の角や、負荷がかかりやすい部分(開け閉めなどの動きが多い部分)に起こることが多いです。
縫い目が浮いて見える、糸の先端が飛び出ているなどを見つけられたら、早めにご連絡ください。
早めに修理対応をすることで、不具合が最小限のうちに修理をすることができます。
放置していて大部分にわたって糸が抜けてしまった場合は、修理費用やお預かり期間が大きくなってしまう場合があります。
ファスナー交換
ホックボタン同様、ファスナー部分も金属のため長く使ううちに不具合が発生しやすい箇所です。
開閉がスムーズにいかない、ファスナーの動きが引っかかる、閉めた後に開いてしまうなど、使用する上で不便を感じる部分のひとつですね。
無理矢理開けようと力を入れたりすると、周囲のパーツの傷や破れの原因になることもありますので、違和感を感じるようなことがあればすぐご相談ください。
革の破れ、擦り切れ
革の擦り切れや破れが起こり、表側の革一枚を丸ごと交換したケースもあります。
こちらの財布は長年の使用によって二つ折り財布の角が擦り切れたという修理のご依頼です。
この修理依頼は、表側の革一枚全部を交換することで対応することができました。
屈曲部分は、余計に負荷のかかる部分ですので、普段からオイルケアなど革のお手入れをすることで、こうした負荷を軽減することができます。
熱・濡れによるひび割れ、変形
こちらは鞄の中で水筒から漏れ出た熱い飲み物によって、革が大きくたわみ、ひび割れてしまったケース。
高温の液体による革の収縮と乾燥により大きくダメージを受けてしまいました。
こちらも革パーツの交換によって修理対応いたしました。
バッグの中で水筒や消毒液などが漏れ出て革製品のダメージになる、ということもよく起こります。
革にとって水分や熱は大敵です。バッグの中などで一緒にする場合はくれぐれもご注意ください!
革への大きなダメージなども、革パーツの交換などで綺麗に直せる場合があります。
破損の程度や状態により異なりますが、一度見させていただきますので諦めてしまう前に一度ご相談くださいね。
修理を想定したもの作り
いかがでしたでしょうか。
これらの修理はほんの一部ですが、共通して言えることは定期的なメンテナンスと早めの修理対応を行うことで、元通り使える可能性は大きく上がるということです。
使用する上で違和感やストレスを少しでも感じるようなら、すぐにご連絡ください。
大阪・大国町のMunekawa直営店にご持参いただくか、遠方でご来店が難しいかたはメールで写真と詳細をお送りください。
Munekawaの革製品をいつまでも長くご愛用いただけるよう、しっかりとサポートいたします。