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カートは空です。

本日は、革検品。 一枚、一枚個性があります。

こんにちは!製作スタッフの髙橋でございます。
本日は、革が届いたので、新人スタッフ安部と検品しておりました。



何度触れても良い質感だな~と感じます。
一枚、一枚チェックします。


↓下の画像の白いスタンプ「W」は、ワルピエ社の刻印です。
Munekawaが、メインで使用している革ブッテーロを製革しているイタリアのタンナーさん(来年50周年を迎えます)。
画像の革の大きさは、131DSで、平均サイズです。


大きく感じますが、牛の部位で言いますと首下から肩部分だけ!
成牛がいかに大きいか窺えます。


当たり前ですが、元々生きていた動物の革。
キズやシワなどがあります。



下↓こちらは、トラ(シワ)です。肩周りの部位なので、トラは多いです。
今回、画像はないですが、血管の跡などもよく見られます。

いづれも、キズではございません。本革の”証”と言えます。
製品に入っている場合もございますが、多くの場合、使用と共に目立たたなくなりますので、ご安心ください。


下↓こちらは、古傷でしょう。
ぽつぽつが見えます。

裁断時には、極力綺麗な部分を使用しますが、面積の大きいお財布となると、どうしても避けきれないこともございます。
こちらも先ほどと同様に、使用していただくと目立たたなくなる程度ですので、それら一つ一つを、その革が持つ個性として捉えていただければ嬉しいです。

かく言う私は、このような個性のある部分が好きです。(笑)
同じ商品でも、”同じ革”は存在しないので、より顕著にわかる個性はGoodだと捉えております。


検品が終わり、巻いていきます。


油分の多い革の為、重く、意外と重労働です。
革を傷つけないように、また自身の腰を痛めないように、丁寧に行います。

擦りキズや、紫外線から守るため、床革でくるみます。
革も日焼けをします。保管状態が悪いと、油抜けで、表面にクラック(割れ)が入ったりします。
床革だと、紫外線から守れるだけでなく、床革自体に含まれている油分で、乾燥を防いでくれたりとメリットがあります。



さらに薄紙で包みます。
床革同士だと摩擦抵抗が大きく、革棚から取り出しづらい為、薄紙を巻いています。革棚に入れれば、終わりです。

棚には、色々な革がぎっしり保管されています。
これから、年末に向け、新たな限定アイテムを計画中です♬

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Munekawaが「自社生産」を大切にする理由

Munekawaは1999年の創業以来、「長く使える革製品を届けたい」という想いで、製品作りを続けてきました。

「売ること」だけではなく、「使い続けてもらうこと」を大切に、企画・製作・販売から修理まで、すべて自社で一貫して行っています。

なぜ少人数の私たちが、これほどまでに「自社生産」にこだわるのか。

その理由をご紹介します。