この時期に、「スエードのケア?」と思われる方も多いのではないでしょうか。
実は、スエードは夏も活躍する素材です。
見た目の印象で秋・冬をイメージしますが、革の中では、水・汚れに強く、またお手入れも楽な素材です。
雨の日はあえてスエード靴を履かれる方もいらっしゃいます。
今回は、簡単にできるお手入れ方法と道具について、実際にスタッフが使用しているスエードトートバッグMを用いてご説明させていただきます。
そもそもスエードとは…
スエードは、”革の裏側(床面)”を毛羽立たせて作られています。シミや汚れが目立つ”革の表面(銀面)”が製品の内側になるので、シミになりにくく、擦りキズもほとんど目立ちません。
Munekawaで扱っているイタリアのスエードは、革の表側(銀面)は付いておらず、表面にレジン加工を施している革を使用しております。下の画像は、スエードトートMのキャメルの内側ですが、色の濃く見えるところがレジン加工されております。
ケアする”タイミング”
感覚的な説明になってしまうのですが、「毛が寝てきたかな?」と感じた時にブラッシングで大丈夫です。さらに防水スプレーを吹きかけると、防水・防汚効果にも繋がります。
少し雨に濡れた際は、通常の革と同様に、水気を拭き取り、風通しの良い場所で乾燥させてください。ひどく濡れた場合は、乾燥させた後、下記のケアをしてください。
ケア方法について
今回用意したものはこちらの3点
上記を選んだ理由は、2つ!
- 汎用性が高い(栄養ミストが無色なので、スエードの革靴からスニーカーまで使用可能。)
- 比較的、安価で安心できるブランド
ケア方法の3ステップ
STEP1:まずはブラッシング。毛に絡まったホコリや汚れを掻き出すように、手首のスナップを効かせ、毛の流れの方向、逆の方向、どちらもブラッシングします。
★ここで注意点!
スエード用のブラシには、真ん中に金属のブラシがついております。糸目を擦り過ぎると、糸が解けてしまいますので、糸目周辺は少し慎重にブラッシングしてください。
取りきれない汚れは、ラバーで擦ります。汚れがラバーに吸着されていきます。寝てしまった毛を再びブラッシング。
Before
汚れがかなり薄くなりました!
After
同じ手順で、ライトグレーのスエードトートも行いますと、薄っすらと付いた汚れが取れ、全体的に明るく綺麗になりました!
STEP2: 専用の栄養スプレーを表面が湿る程度吹きかけ、乾燥後にもう一度ブラッシング。画像の様に、離した位置から吹きかけると満遍なく、全体の表面にかかります。
STEP3:専用の防水スプレーを表面が湿る程度吹きかけ、乾燥後にもう一度ブラッシング。こちらも同様に画像の様に、離した位置から吹きかけると満遍なく、全体の表面にかかります。
防水性はというと...しっかり水を弾いております!
(左側:あり 右側:なし)
★注意点!
十分換気しながら行ってください。また雨の日にお使いの場合、出掛ける15分程前にスプレーし、乾燥させましょう。スプレー後すぐには、防水性が発揮されにくいです。
ケアは以上です。
少しハードルが高く感じるスエードのケアですが、普段のケアタイムに取り入れやすいのではないでしょうか。
スエードの革靴、スニーカーも同様にケアしていただけますので、一緒にオールシーズン楽しみましょう!
(スエードの種類によっては、色味・質感が変化する場合がございますので、目立たない箇所で確認し、ケアを行ってください。)
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