革は丈夫な素材です。使い方によっては、10年、20年と使い続けることができます。実際にMunekawaのお客様の中には、何十年も同じ財布を愛用されている方も少なくありません。
しかし、どんなに大切に使っていても、必ず壊れてしまう部分があります。それが「ホックボタン」です。

使用頻度にもよりますが、ホックボタンは金属疲労により数年で開閉がしにくくなったり、割れてしまいます。これは金属の特性上避けられない現象です。
せっかく良い風合いに育った革財布を、ホックが壊れて使えなくなってしまうのはもったいないこと。ムネカワではホックボタンの修理を「いつかは壊れる部分」だからこそ、無料で行っています。
Munekawaのホック修理
何年使っても、何度でも無料
ムネカワ製品のホック修理は、購入から何年経っても、そして何度修理しても修理費用はかかりません。

ホックボタンは消耗品。ホックボタンの修理は、革製品本体を長くお使いいただくための必要なメンテナンスの一環と考えています。
即日修理が可能(直営店の場合)
直営店にお持ちいただければ、その場で新しいホックボタンに交換し、当日中にお返しできます。作業時間は通常15分程度です。

特別な予約は不要ですが、混雑時にはお待ちいただく場合がございます。営業時間内であればいつでもお気軽にお立ち寄りください。
遠方の方も安心の郵送修理
遠方にお住まいで直営店へお越しいただけない場合は、往復の送料はご負担いただきますが、郵送でのホック修理も承ります。
なぜホックボタンは壊れるのか
ホックボタンの開閉は「金属の弾性」を利用した仕組みです。使うたびに金属が微細に変形し、元に戻るという動作を繰り返します。
この繰り返しにより、金属は徐々に疲労していきます。1日に10回開閉すれば、1年で約3,600回。数年使えば、金属が限界を迎えてしまうのも無理もありません。

特に財布のように頻繁に開閉する製品では、ホックボタンへの負荷は相当なもの。どんなに高品質な金具を使っても、永続的に使えるものではありません。
修理を前提とした製品作り
ムネカワでは、「製品は使い続ける以上、いつかは壊れる」という想定のもと、製品設計の段階から「修理のしやすさ」を考慮しています。
シンプルな構造
余計な装飾や複雑な構造を極力避け、必要最小限のパーツで製品を構成。これにより、修理時の作業が簡潔になり、他の部分への影響を最小限に抑えることができます。

パーツの交換しやすさ
ホックボタンだけでなく、ファスナーや糸など、消耗しやすい部分は交換しやすい設計になっています。一つの部品が壊れても、製品全体を諦める必要がありません。
修理用パーツの確保
製品の企画からデザイン、製造まで一貫して自社で行なっており、創業以来、修理用のパーツを継続的にストックしています。何年前の製品でも、可能な限り同じ仕様のパーツで修理を行います。
▶︎関連記事:Munekawaが「自社生産」を大切にする理由
修理をご希望の方へ
直営店での修理
住所:〒556-0014 大阪府大阪市浪速区大国2-8-26
TEL / FAX: 06-6632-5700
お持ちいただくもの: 修理したい製品
郵送での修理
- 事前にお電話、またはメール(info@munekawa.jp)でご連絡ください。
- お名前、ご住所、お電話番号、製品の状態をお知らせください。
- 修理品をお送りください。
- 修理完了後、ご返送いたします。
送料について: 往復の送料はお客様負担となります
修理期間: 通常2日〜1週間程度(混雑時は長くなる場合があります)
※他社製品の修理はお受けしておりません。
まとめ:一つのものを永く、大切に
道具は使い続ければ必ず壊れるもの。その前提があるからこそ、大切に使ってくださっている方のご要望にできる限り寄り添いたいと考えています。
一つの製品を永く使い続けることは、愛着を深めるだけでなく、環境にも優しいライフスタイルです。修理することで、お気に入りの革製品との時間をさらに長く楽しんでいただけます。

ホックボタンに少しでも違和感を感じたら、お気軽にご相談ください。大切な革製品を再び快適にお使いいただけるよう、責任を持って修理いたします。
修理に関するお問い合わせ
電話:06-6632-5700
メール:info@munekawa.jp