「長く使い続ける」ための修理
長く使っていれば、どんな革製品にもいずれ不具合が出てきます。Munekawaでは、それを「長く大切に使っていただいている証」と考え、積極的に修理のご依頼をお受けしています。
このページでは、実際にご相談の多い修理を軸に、それぞれの症状と直し方、期間や費用、修理を見据えた製品づくりの工夫、ご依頼の流れまでをご紹介します。
Repair ranking
ご依頼の多い
修理内容ランキング
日々寄せられる修理のご相談で、特に多い3つをご紹介します。
-
1
ST
ホックボタン交換
留める感触が弱くなる、フタが自然に開く など
-
2
ND
ファスナー交換
開閉が重い、途中で引っかかる、閉めていても勝手に開く
-
3
RD
糸のほつれ修理
角や曲線部分、力のかかる場所の糸が緩む・ほつれる
いずれも、毎日使う道具だからこそ起こる不具合です。
違和感が小さいうちにご相談ください。
01
ホックボタン交換
主な修理工程
- お預かりした製品に傷をつけないよう、工具を使用しホックを外します。
- サイズに合う打ち具を取り付け、新しいホックに付け替えます。
Munekawaの修理のご依頼のうち、もっとも多いのがホックボタンの交換です。
革は丈夫な素材ですが、ホックボタンは金属である以上、長年の使用による摩耗は避けられません。そのため、Munekawaではホックボタンの修理はご使用から何年経っていても、何度でも無料で修理を行っています。
「パチン」という感触が弱くなったり、フタが自然に開いたりするようになったら、交換のタイミングです。少しでも違和感を感じるようになったらお気軽にご相談ください。
直営店へお持ち込みいただく場合は、製品の状態や混雑状況にもよりますが、その場で修理をしてその日のうちにお返しすることも可能です。
※修理期間は、製品の状態や受付状況によって前後する場合があります。
※10年以上前の旧商品は、費用がかかる場合もございます。
02.
ファスナー交換
主な修理工程
- 縫製を解いていき、ファスナー全体を取り外します。
- 表面のパーツから内側のパーツを取り外し、新しいファスナーに付け替えます。
- ファスナーを付け終えたら、もう一度表パーツと内パーツとをつなぎ合わせます。
- 元の針穴と同じ位置に縫製をかけるため、表と裏の針穴の位置を針で固定します。
ファスナーも日常的に開け閉めする部分のため、修理のご相談が多く寄せられます。
ファスナーの動きが重い。途中で引っかかる。閉じたはずなのに開いてしまう。こうした症状が見られたら、不具合が出始めているサインです。不具合を放置して、革が破れてしまうと修理ができない場合もありますので、違和感に気づいたらお早めにご相談ください。
※費用は製品の状態や修理内容によって異なります。
※修理期間は、製品の状態や受付状況によって前後する場合があります。
03.
糸のほつれ修理
主な修理工程
- 糸のほつれや擦り切れが起こっている周辺部分を一目ずつ丁寧に解きます。
- 手縫いやミシンで、元の針穴を狙いながら慎重に縫い合わせます。
- 糸の末端を熱ゴテにて溶かし、焼き留めることで、解けにくく仕上げます。
糸のほつれは、製品の角や、開け閉めによって負荷がかかる部分に生じやすい不具合です。
一見すると大きな不具合に見えづらいかもしれませんが、放置して糸が切れてしまうと、そこから糸が抜けてしまい大きな破損にもつながりかねません。早めに修理することで、最小限の対応で済む場合が多いですので、糸のほつれに気がついたら、まずはご相談ください。
※費用は製品の状態や修理内容によって異なります。
※修理期間は、製品の状態や受付状況によって前後する場合があります。
製品の不具合は、製品を改善するための手がかりになることもあります。
どこに負荷がかかり、どのような不具合が起こるのかを、作り手である製作スタッフが確認し、修理を担当することで、次の製品づくりや製品の改良に生かしています。
修理のご相談は、メールまたは大阪・大国町の直営店で承っています。小さな不具合でも、まずはお気軽にご相談ください。
メールでのご相談
症状がわかる写真を添えて、メールでご連絡ください。メールを確認後、修理についてご案内します。
直営店でのご相談
大阪・大国町のMunekawa直営店(2階)にお品をお持ちください。実際の状態を確認しながらご案内します。軽微な修理は、その場で対応できる場合もあります。
修理の流れ
-
1
ご相談
メール・お電話、または店頭にてご相談ください。
メールで不具合のある箇所の写真を添付してお送りいただくと、製品の状態をより詳しく確認できます。 -
2
ご郵送・お預かり
修理内容に同意いただけましたら、製品をお預かりします。
遠方の方は郵送にてお送りください。 -
3
状態確認・ご連絡
お預かりした製品の状態を確認し、お見積もりをご連絡します。
-
4
修理
費用・修理内容に同意いただけましたら修理を行います。
-
5
ご返却
修理が完了した製品はお客様にご連絡のうえ、お返しします。
製品を郵送される場合は、必ず事前に電話またはメールでご連絡ください。
製品をお送りいただく際は①氏名 ②電話番号 ③返送先住所 ④修理箇所をご明記ください。
往復の送料はお客様にご負担いただいております。
修理に関するよくある質問
かなり前に購入した旧モデルも修理できますか?
Munekawaの製品であれば、可能な限り対応いたします。詳しくはお品物の状態を確認してからになりますが、まずはお気軽にご相談ください。
Munekawaの製品ではない革製品の修理も可能ですか?
申し訳ありませんが、修理の対象となるのはMunekawaの製品のみとなります。他社製の製品は対応できません。
往復の送料は負担してもらえるのですか?
修理に伴う往復の送料はお客様にご負担いただいています。
急いでいるのですが、早く修理して返却してもらうことはできますか?
可能な限り早くお返しできるようスケジュールを調整します。お急ぎの場合は、お問い合わせ時にご希望の返却時期をお知らせください。
修理で革の色味が大きく変わることはありませんか?
お使いの製品の革の経年変化(エイジング)の様子を確認したうえで、可能な範囲で現状の色味に近いパーツや糸を選んで修理します。ただし、パーツそのものを交換する際は、新しい革と既存の革との間に若干の色味の違いが生じる場合があります。その際は、事前にお伝えします。
直せることは、長く使えること。
どんな道具でも、長く使えば不具合が出ることは避けられません。それは、毎日の中で使い続けてきた証でもあります。
修理をご依頼・ご相談いただけることは、Munekawaの製品を長くお使いいただいている証でもあります。私たちにとって、これほど嬉しいことはありません。
少しでも気になる箇所がある場合は、どうぞお気軽にご相談ください。ご愛用の品をより長くお使いいただけるようお手伝いします。