ミニ財布はキャッシュレス時代のトレンドでもあり、便利なアイテム。
しかし、小銭が出しにくい。カードが数枚しか入らない、などふいに使いにくさを感じることも多いもの。
Enfold Coinは小さいサイズ感でも使い心地を損なわないよう工夫を凝らし製作しました。
ひとつひとつを妥協なく突き詰めたMunekawaのミニ財布「Enfold Coin」シリーズをご紹介します。
01
Enfold Coin ストラップ付きタイプ
ストラップが印象的。
サイズ感と機能性を突き詰めた二つ折り財布
コンパクトなサイズ感ながら、紙幣、小銭、カードに対応した二つ折り財布です。
ストラップでしっかりとホールドして閉じられるので、中身が増えてかさばっても安心。
バッグに財布を入れて持ち歩く方には、こちらのタイプがおすすめです。
02
Enfold Coin ストラップなしタイプ
よりミニマムな印象。
ストラップなしのタイプ。
よりシンプルなデザインのストラップなしタイプです。
少人数で製作しており生産数量に制限があるため、ストラップなしタイプは製作を止めていました。
しかし、多くのお客様からお問い合わせをいただき、今回数量限定で再販することにしました。
内側にホックボタンを取り付け、外側の凹凸を減らしながら、しっかり留めることができます。
ひっかかりが少ないため、財布をパンツのポケットに入れて携帯する方はこちらがおすすめです。
03
Enfold Coin ブライドルレザータイプ
イギリス「TW&S」社のブライドルレザー限定バージョン
イギリスの老舗「トーマスウェア&サンズ」のブライドルレザーを使用した限定タイプです。
機能的なミニ財布を、ブライドルレザーの重厚感でより個性的に。
バッグやポケットの中で場所を取らないため、フォーマルなシーンでも使えるコンパクト財布としてもおすすめ。
現在は【ブラック】と【レッド】を数量限定で販売中です。(ストラップ付きタイプのみ)
「TW&S」社のブライドルレザーとは?
トーマスウェア&サンズ社は1840年に英国・ブリストルで創業した老舗タンナー。
TW&Sのブライドルレザーは、職人の手作業で革の表と裏にワックスを塗り込むことで高い強度、耐久性、撥水性を出しています。
10週以上かけて蝋分を革に染み込ませているため、非常に手間隙がかかる分、美しく堅牢な革に仕上がっています。
「TW&S」公式ウェブサイト(外部サイトに移動します)
https://thomasware.co.uk/
Feature01
「コンパクト」であること
余計なものは極力省くことで生まれたEnfold Coin。
そんなEnfold Coinのサイズ感と収納力についてご紹介します。
手に馴染み、持ちやすい。絶妙のサイズ感
「小さくてもしっかり使えるミニ財布」をコンセプトに製作を始めたEnfold Coin。
使いにくくならないギリギリのラインを考慮しながら、徹底的に無駄を省きサイズ感を突き詰めました。
縦が約9.6cm、横は約7.8cmと一般的な二つ折り財布の中では圧倒的な小ささ。ブッテーロ特有の手触りを感じながら手にコンパクトに馴染む、絶妙のサイズ感に仕上がりました。
収納量もしっかり。これひとつで完結可能なミニ財布
ミニ財布はコンパクトに持ち歩けるものの、時折「収納量が少ない」と不満を感じる方も少なくありません。
Enfold Coinは、コンパクトながら最大限の収納量を持てるよう工夫して製作しています。
ストラップタイプ・ストラップなしタイプ共に、紙幣約10枚、小銭10枚〜15枚、カードは5〜7枚収納可能。
キャッシュレス派だけでなく、現金派の方にも便利に使っていただける収納量です。
Feature02
「使いやすい」ということ
Enfold Coinは、使い手が自然な動作で使いこなせる仕様を目指して製作しました。
ここでは、Enfold Coinの「使いやすさ」のポイントをご紹介します。
出し入れしやすい小銭入れ
ミニ財布のネックとなりやすいのが「コインの出し入れ」です。
財布自体が小さいと、どうしても小銭の出し入れがしづらくなりがち。
そこで、Enfold Coinはコインケースのフタが受け皿になって小銭をキャッチできるようにし、コインを一枚一枚取り出しやすくしています。小銭が出し入れしやすいことで、支払いの時もスムーズでストレスなくお使いいただけます。
カードに手をかけやすく。
カードホルダーは流線型にカットしています。
こうすることで、カードの右上部分が顔を出すため、カードに手がかけやすく、取り出しやすくなっています。
財布にカードを入れたままICカードも使用可能なので、自動改札やタッチ決済でもご使用いただけます。
コンパクトかつ取り出しやすさに考慮した札入れ
札入れは1万円紙幣のサイズ感に合わせて設計しています。
紙幣が取り出しやすいギリギリのラインまでサイズを小さくすることで、Enfold Coinをここまで小さくすることができています。
札入れの裏地には日本産のピッグレザー(豚革)を使用。強度が上がるだけでなく、滑りがよく紙幣の取り出しやすさにも貢献しています。
Feature03
「細部にこだわる」ということ
より使いやすくするために、より丈夫で安心して使ってもらうために。
Enfold Coinには製作スタッフの工夫やアイディアが詰まっています。
ここでは、Enfold Coinの製作のこだわりについてご紹介します。
最小限の革パーツと縫製数
Enfold Coinは非常に少ない革パーツと縫製数で製作しています。
革パーツは全部で3つ。縫製数はわずか2箇所のみ。
その背景には「複雑にすればするほど比例して故障のリスクが増える。」という考えがあります。使用するパーツが増えるほど縫製による接続部が増え、その分だけ糸ほつれなどの不具合が起こるリスクが増えてしまうことになります。
極力シンプルにすることで、革本来の耐久性に由来した長く安心して使える革財布に仕上げています。
内部の空間を活かして収納力をアップ
少ない縫製数で製作するメリットは、故障のリスクを減らすことだけではありません。
縫製が少ないことで、糸による締め付けが少なくなり、それだけ内部の空間に余裕が生まれます。
革が本来持つ張りを活かした立体的な作りによって、十分な収納力を実現しています。
カードポケットのサイドカット
カードポケットのサイドにわずかな切り込みを入れています。
このわずかな切り込みによってカードポケットの開きに大きく余裕が生まれ、カードの出し入れがしやすくなります。
小さな変更点ですが、サンプル製作時に感じた使いにくさが、これによって大きく改善されました。
違和感に気づき、それを解決するために考えることの大切さを学んだポイントでもあります。
Conclusion
よりコンパクト。より使いやすく。を追求した革財布です。
Enfold Coinという名前は、英語の「Enfold(くるむ)」という言葉にちなんでいます。
これは、布地を使用せず、革を大きく取り、巻くように組み上げていくEnfold Coinの製法に由来しています。
贅沢にフルレザーで仕上げるEnfold Coinならではの、上品な質感と機能性を実感していただける財布に仕上がりました。
少量生産ではありますが、だからこそひとつひとつ手間を惜しまず製作しています。
使い心地の良さを感じながら、時代を超えて長く使っていただける財布です。